2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問21
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装の補修工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- オーバーレイ工法は、既設舗装の上に、加熱アスファルト混合物以外の材料を使用して、薄い封かん層を設ける工法である。
- 打換え工法は、不良な舗装の一部分、又は全部を取り除き、新しい舗装を行う工法である。
- 切削工法は、路面の凹凸を削り除去し、不陸や段差を解消する工法である。
- パッチング工法は、局部的なひび割れやくぼみ、段差等を応急的に舗装材料で充塡する工法である。
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この過去問の解説 (3件)
01
アスファルトの施工方法についての問題です。
使用機器なども一緒に覚えましょう。
不適当です。
オーバーレイ工法は、既存の舗装の上に新しいアスファルト混合物を敷設する工法であり、
加熱アスファルト混合物を使用します。
加熱アスファルト混合物以外の材料を使用することは一般的ではありません。
適当です。
打換え工法は、不良な舗装の一部または全部を取り除き、新しい舗装を行う工法です。
舗装全体を交換することで、劣化やダメージを修復し、新しい舗装を設置します。
適当です。
切削工法は、舗装の凹凸や段差を削り除去する工法です。
路面の不陸や段差を解消し、走行の安全性と快適性を向上させることが目的です。
適当です。
パッチング工法は、局部的なひび割れやくぼみ、段差などの補修を行う工法です。
特定の箇所に舗装材料を充填し、道路全体の補修や改修を行う前に緊急的に対応します。
これらの工法は、道路舗装のメンテナンスや補修に使用され、
道路の安全性や快適性を維持・向上させるために重要です。
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02
アスファルト舗装の維持・補修についてそれぞれの工法について勉強しましょう。
適当でない
オーバーレイ工法は、既設舗装の上に厚さ3cm以上の加熱アスファルト混合物を舗設する工法です。なお、局部的な不良箇所があれば局部打ち替え等を行ってから施工します。
適当
打換え工法は、既設舗装の路盤または路盤の一部までを打ち替える工法で、状況により路床の置換えまたは路盤の安定処理を行うこともあります。
適当
切削工法は、路面の凹凸部等の表層を加熱し、ロードカッター等で切削除去し、不陸や段差を解消する工法です。
切削オーバーレイなど、オーバーレイの事前処理として行われることも多いです。
適当
パッチング工法は、局部的なひび割れやくぼみ、段差等を応急的に充填する工法で、充填する材料には加熱アスファルト混合物、あるいは瀝青系や樹脂系のバインダを用いた常温混合物が用いられます。
アスファルト舗装の維持・補修の工法とその特徴・内容、工法の選定まで覚えておくと良いでしょう。
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03
道路のアスファルト舗装の補修工法に関する手法を押さえましょう。
誤りです。
オーバーレイ工法は、既設の舗装の上に加熱アスファルト混合物を使用して新たな層を設ける工法です。
記述では「加熱アスファルト混合物以外の材料を使用」とされていますが、これは誤りです。
正しいです。
打換え工法は不良部分を除去して新しい舗装を施す方法です。
正しいです。
切削工法とは、舗装の延命を図る予防的修繕工法であり、
アスファルト舗装の表面に連続的に凸凹が発生し、平坦性が極端に悪くなった 場合などに、その部分を切削機により削り取り、路面の形状を回復させる工法です。
正しいです。
パッチング工法とは、道路の路面上に発生したポットホールやひび割れを、アスファルト混合物などで穴埋めしたり、小面積に上積みしたりする補修工法です。
別のタイミングでも良いので、アスファルト舗装の使用機械・路盤の施工・路床の施工についても学んでおきましょう。
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