2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問22

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この過去問の解説 (2件)

01

コンクリート舗装の問題です。

アスファルト舗装と混同しないように気をつけましょう。

選択肢1. 普通コンクリート舗装の路盤は、厚さ30cm以上の場合は上層と下層に分けて施工する。

適当です。

普通コンクリート舗装の場合、路盤が厚い場合には、

上層と下層に分けて施工することがあります。

これにより、

コンクリートの耐久性や強度を向上させることができます。

選択肢2. 普通コンクリート舗装の路盤は、コンクリート版が膨張・収縮できるよう、路盤上に厚さ2cm程度の砂利を敷設する。

適当です。

選択肢3. 普通コンクリート版の縦目地は、版の温度変化に対応するよう、車線に直交する方向に設ける。

不適当です。

版の温度変化に対応するよう、車線に沿って設けます。

選択肢4. 普通コンクリート版の縦目地は、ひび割れが生じても亀裂が大きくならないためと、版に段差が生じないためにダミー目地が設けられる。

適当です。

普通コンクリート舗装の縦目地には、

ひび割れが生じても亀裂が大きくならないように設けられるダミー目地があります。

これにより、亀裂が版全体に広がるのを防ぎ、舗装の耐久性を向上させます。

まとめ

普通コンクリート舗装の施工には、膨張・収縮に備えた縦横の目地設計や、

適切な厚みの設定が重要です。

これにより、舗装の寿命や耐久性を確保し、安全な道路環境を維持します。

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02

コンクリート舗装に関する問題です。コンクリート舗装は、セメントコンクリート版を路盤上に施工したものです。主にコンクリートの曲げ抵抗で交通荷重を支えてるので剛性舗装とも呼ばれます。

選択肢1. 普通コンクリート舗装の路盤は、厚さ30cm以上の場合は上層と下層に分けて施工する。

適当

 

路盤工は厚さ30cm以上の場合は上層路盤と下層路盤に分けて施工します。

また、一層の仕上り厚さについては下層路盤、上層路盤共に工法によって異なるので注意しましょう。

選択肢2. 普通コンクリート舗装の路盤は、コンクリート版が膨張・収縮できるよう、路盤上に厚さ2cm程度の砂利を敷設する。

適当

 

路盤の耐水性やコンクリート版の施工性を改善するために路盤上に厚さ4cm程度のアスファルト中間層を設ける場合もあります。

選択肢3. 普通コンクリート版の縦目地は、版の温度変化に対応するよう、車線に直交する方向に設ける。

適当でない

 

コンクリート版の縦目地は、通常道路の中心線に平行に設けます。主に縦方向のひび割れの発生を防止します。

選択肢4. 普通コンクリート版の縦目地は、ひび割れが生じても亀裂が大きくならないためと、版に段差が生じないためにダミー目地が設けられる。

適当

 

コンクリート版の縦目地は、ひび割れが生じても亀裂が大きくならないためと、版に段差が生じないためにダミー目地が設けられます。

まとめ

コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べて耐久性はありますが、膨張・収縮の目地が必要で、養生期間も長く、部分的な補修も困難な舗装です。

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