2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問30
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
上水道に用いる配水管と継手の特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 鋼管の継手の溶接は、時間がかかり、雨天時には溶接に注意しなければならない。
- ポリエチレン管の融着継手は、雨天時や湧水地盤での施工が困難である。
- ダクタイル鋳鉄管のメカニカル継手は、地震の変動への適応が困難である。
- 硬質塩化ビニル管の接着した継手は、強度や水密性に注意しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
上水道の排水管継手についての問題です。排水管に対する継手の種類を理解しましょう。
適当
鋼管の継手は溶接による継手が一般的です。溶接については、雨天時の感電等に注意しなければなりません。
適当
ポリエチレン管の融着継手は、雨天時や湧水地盤での施工が困難です。
適当でない
ダクタイル鋳鉄管のメカニカル継手は、伸縮性に優れているので地震への適応があります。
適当
硬質塩化ビニル管の接着した継手は、強度や水密性に注意しなければなりません。
上水道用の管と継手については、用途・施工条件により使い分けられているのでしっかり覚えておきましょう。
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02
上水道とは、蛇口をひねると出てくる飲める水を通すための水道です。
下水道とは、使い終えた風呂場の水やトイレで流した水、
台所からの排水などの汚水を通すための水道です。
適当です。
鋼管の継手の溶接が時間がかかり、かつ雨天時に注意を要するというのは一般的な特徴です。
適当です。
ポリエチレン管の融着継手は、湧水地盤での施工には特に注意が必要ですが、
雨天時でも施工は可能です。湿気を避けるために屋内での施工が推奨されることもあります。
不適当です。
ダクタイル鋳鉄管のメカニカル継手は通常、地震の変動に対して十分に耐性があります。
ダクタイル鋳鉄管は地震時の変動に対して柔軟性があるため、
メカニカル継手もそれに対応しています。
適当です。
硬質塩化ビニル管の接着した継手は、接着によって強度や水密性が確保されます。
施工時には正確な手順に従って注意深く施工する必要がありますが、
基本的に接着剤によって確実に固定されます。
配水管の継手の特徴は、主に材料の違いによる製品特性です。
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03
上水道の排水管継手についての問題です。
上水道と下水道で使用する材料や施工の違いに注意しましょう。
適当です。
水道用鋼管の継手の溶接は、一体管路を構築する上で欠かせない作業です。
溶接継手は、母材と同等以上の強度と水密性が必要です。
適当です。
そのとおりです。
水密性を確保しなければいけない為、雨天時や湧水地盤での施工は、基本的には推奨されません。
不適当です。
日本ダクタイル鉄協会には以下のように記しています。
「地震によって地盤変状が生じる場所や不同沈下が生じると予想される場所には(GX形、NS形、NS形(E種管)、S50形、S形、US形が)適しています。
地震による被害が小さいと予想される場合でも、基幹管路や重要施設につながる管路、緊急輸送道路や重要道路下に埋設される管路、消火栓などが付帯する管路には耐震管路(鎖構造管路)継手をお奨めします。」
適当です。
もちろんです。
硬質塩化ビニル管に限らず、強度や水密性に注意しなければなりません。
どの施工でも、強度や水密性に注意しなければなりません。
また、雨天時や湧水といった、施工時の水への対応は必須です。
前提の項目になりますので、よく頭に入れておきましょう。
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