2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問39
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
火薬類の取扱いに関する次の記述のうち、火薬類取締法上、誤っているものはどれか。
- 火工所に火薬類を存置する場合には、見張人を原則として常時配置すること。
- 火工所として建物を設ける場合には、適当な換気の措置を講じ、床面は鉄類で覆い、安全に作業ができるような措置を講ずること。
- 火工所の周囲には、適当な柵を設け、「火気厳禁」等と書いた警戒札を掲示すること。
- 火工所は、通路、通路となる坑道、動力線、火薬類取扱所、他の火工所、火薬庫、火気を取り扱う場所、人の出入りする建物等に対し安全で、かつ、湿気の少ない場所に設けること。
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この過去問の解説 (3件)
01
火薬類とは利用価値のある爆発物のことをいいます。
正しいです。
火薬類の安全管理のために見張人の配置が必要です。
誤りです。
火工所の表面に鉄類を用いてはいけません。
静電気が火種になる可能性があるためです。
正しいです。
周囲の安全確保のための措置として、柵や警戒札の設置が求められます。
正しいです。
火工所は、安全でかつ湿気の少ない場所に設けなければいけません。
試験には、火薬の取り扱いだけでなく発破などの出題もありますが、
比較的難易度が低いため得点できるようにしておきましょう。
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02
火薬類の取扱いについて、火薬類取締法の問題です。
火薬類の管理や発破の準備をするため火薬類取扱所を、また薬包に工業雷管・電気雷管を取付け、またはこれらを取付けた薬包を取扱う作業をするために火工所を設けなければなりません。
正しい
火工所に火薬類を存置する場合には、見張人を原則として常時配置することになっています。
誤り
火薬類を取扱う火工所では、衝撃や摩擦による火薬類の発火防止として床面には鉄類を表さないとしています。
正しい
火工所の周囲には、適当な柵を設け、火工所,責任者氏名,火気厳禁,立入禁止等の立札を立てます。
正しい
火工所は、通路、通路となる坑道、動力線、火薬類取扱所、他の火工所、火薬庫、火気を取り扱う場所、人の出入りする建物等に対し安全で、かつ、湿気の少ない場所に設けます。
また、照明設備については、火工所内と完全に隔離した電灯とし、火工所内には電導線を表さないものとします。
火薬類については、建物の構造等、火薬類による災害を防止するために、火薬類取締法によって取り扱いが規制されています。出題範囲的にはさほど広くはないのでしっかり回答できるようにしましょう。
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03
火薬類の取扱いに関して、火薬類取締法に基づく火薬類取扱所や火工所の設置に関するポイントを押さえましょう。
正しいです。
火薬類取締法では、火薬類の保管や取扱いを行う場合の火工所においては、
常時見張り人を配置して安全を確保することが法的に求められています。
誤りです。
換気の措置は適切である必要がありますが、床面を鉄類で覆うことは火薬類の取扱いにおいて非常に危険です。
鉄などの金属は火花を発生させる可能性があり、火薬と接触することで爆発や火災を引き起こすリスクがあります。
したがって、火薬を扱う場所では通常、静電気を防止し、火花が発生しにくい材質(非金属系の材料や木材、ゴムなど)を床面に使用します。
正しいです。
火薬類を取り扱う場所の周囲には安全対策として柵を設け、外部からの侵入を防ぐとともに、火気やその他の危険行為が行われないように警告する必要があります。
「火気厳禁」などの警戒札は、火薬類の爆発の危険性を知らせるために掲示しなければいけません。
正しいです。
火工所は、他の危険箇所や人が多く集まる場所から適切な距離を保ち、安全が確保できる場所に設けることが必要です。
火薬類は湿気によって性質が変化しやすく、湿気が多いと火薬の劣化や爆発のリスクが高まります。
そのため、湿気が少なく、安全な場所に設置することが法的に求められます。
火薬類取締法は、取扱所や火工所の設置や運営に関する詳細な規定を設け、安全性を徹底することを目的としています。
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