2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問55
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
建設機械の作業に関する下記の①〜④の4つの記述のうち、適当なものの数は次のうちどれか。
① リッパビリティとは、バックホゥに装着されたリッパによって作業できる程度をいう。
② トラフィカビリティとは、建設機械の走行性をいい、一般にN値で判断される。
③ ブルドーザの作業効率は、砂の方が岩塊・玉石より小さい。
④ ダンプトラックの作業効率は、運搬路の沿道条件、路面状態、昼夜の別で変わる。
① リッパビリティとは、バックホゥに装着されたリッパによって作業できる程度をいう。
② トラフィカビリティとは、建設機械の走行性をいい、一般にN値で判断される。
③ ブルドーザの作業効率は、砂の方が岩塊・玉石より小さい。
④ ダンプトラックの作業効率は、運搬路の沿道条件、路面状態、昼夜の別で変わる。
- 1つ
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- 3つ
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この過去問の解説 (3件)
01
建設機械全般の基礎的項目について理解をしておきましょう。
①リッパとは、ブルドーザーの後部に取り付けられる器具を使って発破に頼らずに軟岩掘削を効率的に行なうことです。
大型の爪が一本のものもあれば、小型の爪が数本ついている形もあります。
岩盤の硬さを示す指標としてリッパビリティが用いられます。
よって誤りです。
②トラフィカビリティとは、建設機械の走行性をいい、一般にコーン指数で判断されます。
よって誤りです。
③ブルドーザの作業効率は、砂の方が岩塊・玉石よりも大きいです。岩塊・玉石の方がブルドーザの作業にはより多くの力が必要であり、効率が悪いです。
よって誤りです。
④ダンプトラックとは、荷台を傾けて積荷を一度に下ろすための機械装置を備えたトラックです。
一般車両と同じく、運搬路の沿道条件、路面状態、昼夜の別で作業効率(運搬効率)は変わります。
よって適切です。
④のみ適切な記述のため「1つ」が正解です。
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02
建設機械の作業に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
①リッパビリティ:地盤がリッパー(鋤型の装置)によってどれだけ容易に掘削・割り込みできるかを示す用語です。ただし、リッパーは通常バックホウではなく、ブルドーザーやグレーダーに装着されることが一般的です。
②トラフィカビリティ:土壌が建設機械の走行に適しているかどうかを示す用語ですが、一般にN値で直接判断されるものではなく、N値は土の支持力を示す標準貫入試験の結果であり、直接トラフィカビリティを示す指標ではありません。コーン指数にて判断されます。
③ブルドーザの作業効率:材料の種類によって大きく変わります。岩塊や玉石は砂に比べてかなり硬く、ブルドーザの作業効率は砂の方が岩塊・玉石よりも高いとされます。
④ダンプトラックの作業効率に影響を与える要因:運搬路の沿道条件、路面状態、昼夜の別が挙げられます。
「1つ」が正解です。④のみ正しい記述です。
ポイントをしっかりと押さえましょう。
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03
建設現場では、様々な種類の建設機械が使用され、それぞれの機械が得意とする作業や、作業効率に影響を与える要素が異なります。
・リッパビリティとは、岩盤の硬さを示す指標です。リッパは、ブルドーザーに装着するアタッチメントの一種で、岩石やコンクリートアスファルトを破砕する役割を持ちます。
・トラフィカビリティとは、建設機械が軟弱地などの地面を走行できるかどうかを表す度合いです。トラフィカビリティは、コーン指数で表され、コーン指数が大きいほど走行しやすいことを示します。
・ブルドーザーは、粒径が細かい砂を押し出すと排土板の左右へこぼれ流れていきやすく、岩塊や玉石の方が粒径が大きい分こぼれにくく作業効率は高いです。
・ダンプトラックは、運搬路の勾配や幅、路面の凹凸、昼夜による視界の変化など、様々な要因がダンプトラックの作業効率に影響を与えます。
以上より、記述④のみが正しい記述です。
正しいです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
建設現場では、様々な種類の建設機械が使用され、それぞれの機械に適した作業方法や安全対策が求められます。
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