2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問54

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械の走行に関する下記の文章中の(   )の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・建設機械の走行に必要なコーン指数は、 ( イ )より( ロ )の方が大きく、( イ )より( ハ )の方が小さい。
・( ニ )では、建設機械の走行に伴うこね返しにより土の強度が低下し、走行不可能になることもある。

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この過去問の解説 (2件)

01

コーン指数とは地盤の強さを表す指標のひとつです。

数値が低ければ低いほど、柔らかい土。

数値が高ければ高いほど、堅い土となります。

建設機械の走行に必要なコーン指数(地盤の強度)がどの機械で大きく、小さいかを理解する必要があります。

また、土の種類による強度の変化も覚えておきましょう。

選択肢1. イ:普通ブルドーザ  ロ:ダンプトラック  ハ: 湿地ブルドーザ  ニ:粘性土

正しいです。

走行に必要なコーン指数は下記のとおりです。

超湿地ブルドーザー・200kN/㎡以上
湿地ブルドーザー・300kN/㎡以上
普通ブルドーザー(15t)・500kN/㎡以上
普通ブルドーザー(21t)・700kN/㎡以上
スクレープドーザー・600kN/㎡以上
自走式スクレーパ・1,000kN/㎡以上
ダンプトラック・1,200kN/㎡以上

また、粘性土では、重機の走行によるこね返しが起こりやすく、土の強度が低下しやすいです。

選択肢2. イ:ダンプトラック  ロ:普通ブルドーザ  ハ: 湿地ブルドーザ  ニ:砂質土

誤りです。

砂質土では、こね返しの影響はあまり大きくないです。

土の強度は砂質土>粘性土です。

選択肢3. イ:ダンプトラック  ロ:湿地ブルドーザ  ハ: 普通ブルドーザ  ニ:粘性土

誤りです。

選択肢4. イ:湿地ブルドーザ  ロ:ダンプトラック  ハ: 普通ブルドーザ  ニ:砂質土

誤りです。

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02

建設機械の走行に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。

選択肢1. イ:普通ブルドーザ  ロ:ダンプトラック  ハ: 湿地ブルドーザ  ニ:粘性土

正しいです。
走行に必要なコーン指数は下記のとおりです。
ダンプトラック 1200以上
普通ブルドーザー(21t 級) 700以上
湿地ブルドーザー 300以上
選択肢はロ、イ、ハの順にコーン指数は小さくなります。

また、粘性土では、重機の走行によるこね返しが起こりやすく、土の強度が低下しやすいです。

選択肢2. イ:ダンプトラック  ロ:普通ブルドーザ  ハ: 湿地ブルドーザ  ニ:砂質土

間違いです。

選択肢3. イ:ダンプトラック  ロ:湿地ブルドーザ  ハ: 普通ブルドーザ  ニ:粘性土

間違いです。

選択肢4. イ:湿地ブルドーザ  ロ:ダンプトラック  ハ: 普通ブルドーザ  ニ:砂質土

間違いです。

まとめ

建設機械の走行に関するコーン指数や土壌について、しっかりと押さえましょう。

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