2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問56

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

工程管理に関する下記の①〜④の4つの記述のうち、適当なもののみを全てあげている組合せは次のうちどれか。

① 計画工程と実施工程に差が生じた場合には、その原因を追及して改善する。
② 工程管理では、計画工程が実施工程よりも、やや上回る程度に進行管理を実施する。
③ 常に工程の進捗状況を全作業員に周知徹底させ、作業能率を高めるように努力する。
④ 工程表は、工事の施工順序と所要の日数等をわかりやすく図表化したものである。
  • ①②
  • ②③
  • ①②③
  • ①③④

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この過去問の解説 (3件)

01

工程管理の基本的事項です。

よく理解しておきましょう。

 

工程管理では、計画と実際の進捗に差が生じた場合、その原因を分析し改善策を講じることが重要です。

実施工程計画工程よりもやや上回る程度に進行管理を実施しましょう。

工程の進捗状況を全作業員に共有することで、全員が現在の状況を理解し、効率的に作業を進めることができます。

工程表とは、工事の施工順序と所要の日数等をわかりやすく図表化したものです。

また、工事の施工順序や所要日数などを視覚的に示したものです。

選択肢1. ①②

誤りです。

選択肢2. ②③

誤りです。

選択肢3. ①②③

誤りです。

選択肢4. ①③④

正解です。

まとめ

工程管理は、進捗管理だけを目的とせず、工期・品質・経済性の3条件を満たすために実施します。

気象条件・懸念される遅延原因・材料搬入までの時間、書類作成にかかる時間など、作業可能日数をよく考慮して行いましょう。

 

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02

工程管理に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。

選択肢1. ①②

間違いです。2が正しくないです。
計画工程が実施工程を上回るというのは、計画が適切でない、または現場の進捗が計画より遅れていることを示す可能性があり、これが望ましい状況とは言えません。計画に対して進捗が遅れている場合は改善が必要です。

選択肢2. ②③

間違いです。2が正しくないです。
計画工程が実施工程を上回るというのは、計画が適切でない、または現場の進捗が計画より遅れていることを示す可能性があり、これが望ましい状況とは言えません。計画に対して進捗が遅れている場合は改善が必要です。

選択肢3. ①②③

間違いです。2が正しくないです。
計画工程が実施工程を上回るというのは、計画が適切でない、または現場の進捗が計画より遅れていることを示す可能性があり、これが望ましい状況とは言えません。計画に対して進捗が遅れている場合は改善が必要です。

選択肢4. ①③④

正しいです。すべての選択肢は適切です。

まとめ

工程管理については、ポイントのみ押さえれば、簡単に回答できます。しっかりと押さえましょう。

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03

工程管理とは、建設工事が計画通りに進捗するように、各作業工程を計画し、実行し、そして管理する一連の活動のことを指します。

 

選択肢①:正しいです。

計画と実際の進捗状況に差が生じた場合、その原因を分析し、改善することで、今後の工程管理の精度を高めることができます。

選択肢②:誤りです。

計画工程よりも実施工程が早く進むことは、一見良いように思えますが、実際には、後工程への影響を考慮せずに作業が進められてしまう可能性があります。工程管理では、計画工程通り、または計画よりも少し遅れる程度に作業を進めることが一般的です。

選択肢③:正しいです。

全員が工程の進捗状況を共有することで、各作業員は自分の担当する作業の重要性や、他の作業との関係性を理解することができます。

選択肢④:正しいです。

工程表は、工事の全体像を視覚的に把握できるツールであり、各作業工程の順序や所要日数が一目瞭然です。

 

以上より、選択肢4が正しいです。

選択肢1. ①②

誤りです。

選択肢2. ②③

誤りです。

選択肢3. ①②③

誤りです。

選択肢4. ①③④

正しいです。

まとめ

工程管理のポイントは以下の通りです。

 

・工程管理の目的: 計画通りに工事を進めること、問題発生時の迅速な対応

・工程管理の手法: 計画の作成、進捗管理、問題点の洗い出しと改善

・工程管理の重要性: 工期短縮、コスト削減、品質向上

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