2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
土木 問60

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 土木 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

管理図に関する下記の文章中の(   )の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句又は数値の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・管理図は、いくつかある品質管理の手法の中で、応用範囲が( イ )便利で、最も多く活用されている。
・一般に、上下の管理限界の線は、統計量の標準偏差の( ロ )倍の幅に記入している。
・不良品の個数や事故の回数など個数で数えられるデータは、( ハ )と呼ばれている。
・管理限界内にあっても、測定値が( ニ )上下するときは工程に異常があると考える。
  • イ:広く  ロ:10  ハ:計数値  ニ:1度でも
  • イ:狭く  ロ:3   ハ:計量値  ニ:1度でも
  • イ:狭く  ロ:10  ハ:計量値  ニ:周期的に
  • イ:広く  ロ:3   ハ:計数値  ニ:周期的に

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この過去問の解説 (3件)

01

管理図は、品質管理の手法の中で非常に広範囲に応用され、便利であるため、多くの場面で活用されています。

・したがって、(イ)には「広く」が入ります。

・管理図の上下の管理限界は、通常、標準偏差の3倍の幅で設定されます。

・個数で数えられるデータは「計数値」と呼ばれます。

・測定値が管理限界内にあっても、周期的に上下する場合には、工程に異常があると考えられます。

・補足ですが、点が中心線の片側のみに現れる場合や、上昇または下降する状態の場合も工程に異常があると判断します。

選択肢1. イ:広く  ロ:10  ハ:計数値  ニ:1度でも

誤りです。

選択肢2. イ:狭く  ロ:3   ハ:計量値  ニ:1度でも

誤りです。

選択肢3. イ:狭く  ロ:10  ハ:計量値  ニ:周期的に

誤りです。

選択肢4. イ:広く  ロ:3   ハ:計数値  ニ:周期的に

正解です。

参考になった数11

02

管理図に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。

 

 

選択肢1. イ:広く  ロ:10  ハ:計数値  ニ:1度でも

間違いです。

選択肢2. イ:狭く  ロ:3   ハ:計量値  ニ:1度でも

間違いです。

選択肢3. イ:狭く  ロ:10  ハ:計量値  ニ:周期的に

間違いです。

選択肢4. イ:広く  ロ:3   ハ:計数値  ニ:周期的に

正しいです。

管理図は品質管理手法の中で応用範囲が広く、最も多く活用されています。
一般に、管理限界の線は、統計量の標準偏差の3倍の幅に設定されます。
不良品の個数や事故の回数など、個数でカウントされるデータは「計数値」と呼ばれます。
測定値が周期的に上下する場合は、工程に何らかの異常があると判断されます。

まとめ

管理図は、品質管理に欠かせないビジネスツール「QC7つ道具」のひとつとなります。しっかりと押さえましょう。

参考になった数6

03

管理図は、製品の品質が安定しているかどうかをグラフで可視化し、異常を早期に発見するためのツールです。

 

イ:広く

管理図は、様々な種類のデータに適用できる汎用性の高いツールです。

 

ロ:3

一般的に、管理限界は、中心線から標準偏差の3倍の範囲に設定されます。

 

ハ:計数値

不良品の個数や事故の回数などは、ある期間内に発生した回数として数えられるデータであり、これを計数値といいます。一方、長さや重さなど、連続的に変化する数値を計量値といいます。

 

ニ:周期的に

周期的に管理限界を超えるデータは、異常の発生を示唆します。

 

上記の解説から、正しい組み合わせは4.イ:広く ロ:3 ハ:計数値 ニ:周期的にです。

選択肢1. イ:広く  ロ:10  ハ:計数値  ニ:1度でも

誤りです。

選択肢2. イ:狭く  ロ:3   ハ:計量値  ニ:1度でも

誤りです。

選択肢3. イ:狭く  ロ:10  ハ:計量値  ニ:周期的に

誤りです。

選択肢4. イ:広く  ロ:3   ハ:計数値  ニ:周期的に

正しいです。

まとめ

管理図のポイントは以下の通りです。

・管理図: 品質の安定性を確認するためのグラフ

・管理限界: 中心線から標準偏差の3倍の範囲に設定される

・計数値: 数で表されるデータ

・異常の判定: 管理限界を超えるか、トレンドや周期性がある場合

参考になった数0