2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問5

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

塗装の維持管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 維持管理計画は、供用後に定めるものであり、点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法ならびに補修方法について考慮する。
  • 点検結果は、維持、補修等の計画を立案する上で参考となる基礎的な情報となることから、点検者や各回の点検で評価がばらつかない客観的なデータを取得することが重要である。
  • 塗装の維持管理は、供用後適切な頻度と方法で点検を行い、防食の劣化や損傷状態を評価するとともに、必要に応じて適切な補修により、所要の機能を満たす状態とする。
  • 初回点検は、不良箇所や初期欠陥を早期に発見するため、また、環境への適性や維持管理を効率的に行うための初期状態を把握するために、供用後適切な時期に行うのが良い。

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この過去問の解説 (3件)

01

塗装の維持管理に関する問題ですが、維持管理全般的に大事な考え方を学べる設問です。

この際に覚えておきましょう。

選択肢1. 維持管理計画は、供用後に定めるものであり、点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法ならびに補修方法について考慮する。

適当ではありません。
維持管理計画は供用後に定めるものではなく、供用前です。

あとの文章は、正しいです。

選択肢2. 点検結果は、維持、補修等の計画を立案する上で参考となる基礎的な情報となることから、点検者や各回の点検で評価がばらつかない客観的なデータを取得することが重要である。

適当です。

点検結果は維持管理計画の基礎となるため、評価にばらつきがない客観的なデータを取得することが重要です。

選択肢3. 塗装の維持管理は、供用後適切な頻度と方法で点検を行い、防食の劣化や損傷状態を評価するとともに、必要に応じて適切な補修により、所要の機能を満たす状態とする。

適当です。

適切な頻度と方法で点検を行い、劣化や損傷状態を評価し、必要に応じて補修することは、塗装の維持管理において重要です。

選択肢4. 初回点検は、不良箇所や初期欠陥を早期に発見するため、また、環境への適性や維持管理を効率的に行うための初期状態を把握するために、供用後適切な時期に行うのが良い。

適当です。

初回点検を供用後適切な時期に行うことで、不良箇所や初期欠陥を早期に発見し、維持管理の初期状態を把握することができます。

まとめ

気象条件、施工方法、供用後の使用頻度等あらゆる観点から検討した維持管理計画を、事前に策定しておくことが大切です。

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02

塗装の維持管理に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。

選択肢1. 維持管理計画は、供用後に定めるものであり、点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法ならびに補修方法について考慮する。

間違いです。
維持管理計画は供用後に定めるものではなく、供用前に定めるのが一般的です。計画には点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法および補修方法を考慮することが含まれます。

選択肢2. 点検結果は、維持、補修等の計画を立案する上で参考となる基礎的な情報となることから、点検者や各回の点検で評価がばらつかない客観的なデータを取得することが重要である。

正しいです。点検結果は維持管理計画を立案する際の重要な基礎データであり、評価のばらつきを防ぐために客観的なデータの取得が重要です。
 

選択肢3. 塗装の維持管理は、供用後適切な頻度と方法で点検を行い、防食の劣化や損傷状態を評価するとともに、必要に応じて適切な補修により、所要の機能を満たす状態とする。

正しいです。塗装の維持管理では、定期的な点検と劣化や損傷の評価、必要に応じた補修が重要です。

選択肢4. 初回点検は、不良箇所や初期欠陥を早期に発見するため、また、環境への適性や維持管理を効率的に行うための初期状態を把握するために、供用後適切な時期に行うのが良い。

正しいです。初回点検は、不良箇所や初期欠陥の早期発見および初期状態の把握のために、供用後適切な時期に行うのが望ましいです。

まとめ

塗装の維持管理について、しっかりと押さえましょう。

参考になった数2

03

この問題は、塗装の維持管理に関する知識を問うています。特に、維持管理計画の作成、点検の重要性、そして適切な時期における補修など、塗装の寿命を延ばし、構造物を保護するための基本的な概念を理解しているかを問いています。

選択肢1. 維持管理計画は、供用後に定めるものであり、点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法ならびに補修方法について考慮する。

誤りです。

維持管理計画は、構造物を設計・施工する段階から策定されるべきです。供用後に初めて計画を立てるのではなく、事前に計画を立てておくことで、より効率的な維持管理が可能になります。

選択肢2. 点検結果は、維持、補修等の計画を立案する上で参考となる基礎的な情報となることから、点検者や各回の点検で評価がばらつかない客観的なデータを取得することが重要である。

正しいです。

点検結果は、今後の維持管理計画を立てる上で非常に重要な情報です。そのため、客観的なデータに基づいて評価を行うことが重要です。

選択肢3. 塗装の維持管理は、供用後適切な頻度と方法で点検を行い、防食の劣化や損傷状態を評価するとともに、必要に応じて適切な補修により、所要の機能を満たす状態とする。

正しいです。

塗装の維持管理は、定期的な点検を行い、必要に応じて適切な補修が行われます。

選択肢4. 初回点検は、不良箇所や初期欠陥を早期に発見するため、また、環境への適性や維持管理を効率的に行うための初期状態を把握するために、供用後適切な時期に行うのが良い。

正しいです。

初回点検は、構造物の初期状態を把握し、今後の維持管理計画を立てる上で重要な情報を得るために実施されます。

まとめ

塗装の維持管理は、構造物の寿命を延ばし、安全性を確保するために非常に重要な作業です。適切な維持管理を行うことで、コスト削減にもつながります。

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