2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問7

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼橋における防食の補修方法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 防食の補修には、部分的な補修を繰り返す方法(部分補修)と全面を一度に補修する方法(全面補修)がある。
  • 既設橋の防食の補修は、作業空間の確保や使用機器の適用性、作業の容易さを考慮し、狭隘な部位等においても良好な施工品質を確保する必要がある。
  • 防食の部分補修は、施工規模を小さくでき施工も容易な場合が多いが、補修した部分とその他の部分とで防食性能に差が生じやすい。
  • 補修における防食法の仕様変更は、腐食環境の改善や点検の省力化に繋がるため、その効果や影響についてあらかじめ十分に検討し、仕様や施工方法を決定する必要がある。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

鋼橋における防食の補修方法に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。

選択肢1. 防食の補修には、部分的な補修を繰り返す方法(部分補修)と全面を一度に補修する方法(全面補修)がある。

正しいです。防食補修には部分補修と全面補修の両方があり、それぞれの方法が適用されることがあります。

選択肢2. 既設橋の防食の補修は、作業空間の確保や使用機器の適用性、作業の容易さを考慮し、狭隘な部位等においても良好な施工品質を確保する必要がある。

正しいです。既設橋の補修では、作業空間や使用機器の適用性を考慮し、狭い場所でも適切な品質を確保することが求められます。

選択肢3. 防食の部分補修は、施工規模を小さくでき施工も容易な場合が多いが、補修した部分とその他の部分とで防食性能に差が生じやすい。

正しいです。部分補修は施工が容易である一方、補修した部分と既存の部分で防食性能に差が生じることがあります。

選択肢4. 補修における防食法の仕様変更は、腐食環境の改善や点検の省力化に繋がるため、その効果や影響についてあらかじめ十分に検討し、仕様や施工方法を決定する必要がある。

間違いです。
仕様変更は効果的な場合もありますが、腐食環境の改善や点検の省力化に直結するとは限りません。仕様変更の影響を十分に検討する必要がありますが、効果が必ずしも保証されるわけではない点が不適当です。

まとめ

鋼橋における防食の補修方法について、しっかりと押さえましょう。

参考になった数7

02

鋼橋における防食の補修方法に関する問題です。

選択肢1. 防食の補修には、部分的な補修を繰り返す方法(部分補修)と全面を一度に補修する方法(全面補修)がある。

そのとおりです。よく覚えておきましょう。

選択肢2. 既設橋の防食の補修は、作業空間の確保や使用機器の適用性、作業の容易さを考慮し、狭隘な部位等においても良好な施工品質を確保する必要がある。

そのとおりです。よく覚えておきましょう。

選択肢3. 防食の部分補修は、施工規模を小さくでき施工も容易な場合が多いが、補修した部分とその他の部分とで防食性能に差が生じやすい。

そのとおりです。よく覚えておきましょう。

選択肢4. 補修における防食法の仕様変更は、腐食環境の改善や点検の省力化に繋がるため、その効果や影響についてあらかじめ十分に検討し、仕様や施工方法を決定する必要がある。

「補修における防食法の仕様変更は、腐食環境の改善や点検の省力化に繋がるため、その効果や影響についてあらかじめ十分に検討し、仕様や施工方法を決定する必要がある。」は、一見正しいように見えますが、防食法の仕様変更は必ずしも腐食環境の改善や点検の省力化に繋がるわけではありません。場合によっては、新たな問題を引き起こす可能性もあります。

参考になった数3

03

鋼橋は、自然環境や使用環境の影響を受けやすく、腐食によってその耐久性が低下する可能性があります。一度腐食が発生すると、放置しておくとさらに進行し、構造物の安全性を損なう恐れがあります。そのため、腐食が発生した場合には、適切な補修を行うことが重要です。

選択肢1. 防食の補修には、部分的な補修を繰り返す方法(部分補修)と全面を一度に補修する方法(全面補修)がある。

正しいです。

防食の補修には、腐食の程度や部位によって、部分的な補修と全面的な補修の2つの方法があります。

選択肢2. 既設橋の防食の補修は、作業空間の確保や使用機器の適用性、作業の容易さを考慮し、狭隘な部位等においても良好な施工品質を確保する必要がある。

正しいです。

既設橋の補修は、構造物の形状や周囲の環境によって、作業が制限される場合があります。そのため、作業性や施工品質を確保するための工夫が必要です。

選択肢3. 防食の部分補修は、施工規模を小さくでき施工も容易な場合が多いが、補修した部分とその他の部分とで防食性能に差が生じやすい。

正しいです。

部分補修は、全面補修に比べて施工が容易ですが、補修箇所と未補修箇所の境界面で、新たな腐食が発生する可能性があります。

選択肢4. 補修における防食法の仕様変更は、腐食環境の改善や点検の省力化に繋がるため、その効果や影響についてあらかじめ十分に検討し、仕様や施工方法を決定する必要がある。

誤りです。

防食法の変更は、腐食防止効果を高めたり、点検作業を効率化したりする可能性がありますが、一方で、新たな問題を引き起こす可能性も考えられます。そのため、十分な検討が必要です。

まとめ

鋼橋の防食補修は、単に腐食した部分を修復するだけでなく、将来の腐食を抑制し、構造物の寿命を延ばすために非常に重要な作業です。適切な補修を行うためには、腐食の原因を究明し、その原因に応じた対策を講じることが重要です。

 

参考になった数0