2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問12
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
溶融亜鉛めっき面への塗装に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 溶融亜鉛めっき面は、亜鉛が消耗して鋼材が腐食し始めた場合、再度めっきで補修することは困難であることが多く、適切な時期に塗装で補修する必要がある。
- 溶融亜鉛めっき面塗装の前処理における研磨処理は、最も安価であるが、塗膜の密着性にばらつきが生じることが多いので十分な処理が必要である。
- 溶融亜鉛めっき面塗装の前処理におけるりん酸塩処理は、亜鉛めっき面に不活性なりん酸塩の緻密な結晶を形成させることで、塗膜付着性が良い適度な粗さを得ることができる。
- 溶融亜鉛めっき面は、塗装する際に付着力を確保する必要があることから、吸水膨潤時の付着性が良好で、かつ内部応力が高い亜鉛めっき用エポキシ樹脂塗料が適している。
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この過去問の解説 (3件)
01
溶融亜鉛めっき面への塗装に関する知識をつけておきましょう。
正しいです。
再度の亜鉛めっき補修は難しいため、亜鉛層が消耗して鋼材が露出する前に塗装による補修を行うことが必要です。
正しいです。
研磨処理は比較的安価ですが、塗膜の密着性にばらつきが生じる可能性があるため、均一かつ十分な処理を行うことが重要です。
正しいです。
りん酸塩処理は、亜鉛めっき面にりん酸塩の結晶を形成し、表面に適度な粗さを与えることで塗膜の付着性を向上させます。
間違いです。
内部応力が高い塗料は、塗膜に亀裂が生じやすいため適していません。
むしろ、内部応力が低く、付着力の高い塗料が適しています。
溶融亜鉛めっき面への塗装については、塗膜付着性、内部応力の考え方を押さえておくことが大切です。
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02
溶融亜鉛めっき面への塗装に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
正しいです。再度の亜鉛めっき補修が難しい場合があるため、適切な時期に塗装で補修する必要があります。
正しいです。研磨処理は他の前処理方法に比べて安価ですが、手作業や機械作業に依存し、表面の均一性にばらつきが生じることがあります。密着性を確保するためには、十分かつ均一な研磨処理が必要です。
正しいです。りん酸塩処理は、亜鉛めっき面に緻密なりん酸塩結晶を形成し、適度な粗さを提供することで、塗膜の付着性を向上させる前処理方法です。
間違いです。
内部応力が高い塗料は、塗膜が亀裂を生じやすくなるため、適していません。むしろ、内部応力が低く、付着力の高い塗料が適しています。
溶融亜鉛めっき面への塗装について、しっかりと押さえましょう。
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03
溶融亜鉛めっきは、鋼材を腐食から保護する効果が高い表面処理ですが、環境条件によっては亜鉛が消耗し、再塗装が必要になる場合があります。
正しいです。
溶融亜鉛めっきは、一度行うと再処理が難しい場合が多く、亜鉛が消耗し始めた段階で塗装による補修を行うことが一般的です。
正しいです。
研磨処理は、安価で比較的簡単に実施できますが、作業者の技量や研磨方法によって、仕上がりが大きく変わることがあります。そのため、塗膜の密着性を確保するためには、十分な注意が必要です。
正しいです。
りん酸塩処理は、亜鉛めっき面にリン酸塩の結晶を形成させ、塗料との密着性を高める効果があります。また、適度な粗さを出すことで、塗料の塗着性を向上させます。
誤りです。
亜鉛めっき用エポキシ樹脂塗料は、一般的に密着性が高く、耐候性にも優れているため、溶融亜鉛めっき面への塗装に適しています。しかし、内部応力が過度に高いと、塗膜にひび割れが生じる可能性があります。また、吸水膨潤は、塗膜の劣化につながるため、低い方が望ましいです。
溶融亜鉛めっき面への塗装は、適切な前処理と塗料の選択が重要です。特に、亜鉛めっき面は、アルカリ性であるため、中性から弱酸性のプライマーを使用することが一般的です。また、環境条件や要求される性能に応じて、様々な種類の塗料が使用されます。
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