2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問13
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
現場ボルト接合部の塗装に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 現地にてボルト接合後の塗装前に実施する素地調整は、ブラスト処理とし、主に高力ボルト部・損傷部・発錆部を対象とする。
- 現場連結部の塗装作業時の気温・湿度の制限、塗料の準備・塗装時における被塗面の状態の制限と処置を含めた作業手順は、工場塗装に準じて行う。
- 長期間暴露された無機ジンクリッチペイントが塗装された連結板は、塩分等の付着物を水洗いやシンナー拭きで除去した後、動力工具で軽く面粗しする必要がある。
- 高力ボルトは、形状自体に凹凸が多いうえにボルト間隔が狭いため、ローラーを用いて細部まで十分に塗料を塗りつける必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
現場ボルト接合部の塗装についてはなじみが少ないため難しいですが、設問の内容だけでも押さえておきましょう。
間違いです。
現地での素地調整は動力工具や手作業での除錆や清掃が併用で行われます。
正しいです。
現場での塗装作業も、工場塗装と同様に気温・湿度の制限、塗料の準備、被塗面の状態に応じた処置などを遵守する必要があります。
間違いです。
長期間暴露された無機ジンクリッチペイントが塗装された面の塩分などの付着物を除去するには、水洗いをします。
シンナーは溶剤であり、ペイントを侵す可能性があります。
間違いです。高力ボルトは凹凸が多く、ボルト間隔が狭いため、ローラーよりも刷毛を使用して塗料を塗りつけることが一般的です。
現場ボルト接合部の塗装については、設問の中のポイントだけでも頭に入れておきましょう。
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02
現場ボルト接合部の塗装に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
間違いです。
現地での素地調整にブラスト処理を行うのは現実的ではなく、通常は動力工具や手作業での除錆や清掃が併用で行われます。
正しいです。
現場連結部の塗装作業手順は、気温・湿度の制限や塗料の準備、被塗面の状態の管理など、工場塗装に準じた手順で行う必要があります。これにより、現場でも高品質な塗装仕上げが実現できます。
間違いです。
長期間暴露された無機ジンクリッチペイントが塗装された面の塩分などの付着物を除去するには、水洗い(高圧洗浄)が一般的に推奨される方法です。しかし、シンナー拭きは適切ではありません。シンナーは溶剤であり、ペイントを侵す可能性があります。
間違いです。
高力ボルトの形状や配置により、ローラーではなく刷毛やエアスプレーなどを用いて細部まで塗装を行うことが一般的です。
現場ボルト接合部の塗装について、しっかりと押さえましょう。
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03
この問題は、現場でのボルト接合部の塗装に関する知識を問うています。特に、素地調整、塗装作業時の注意点、既存塗装面の再塗装、高力ボルトへの塗装といった具体的な場面における適切な塗装方法について、理解度を測ることを目的としています。
誤りです。
現地にてボルト接合後の塗装前に実施する素地調整は、動力工具による研磨、手作業による清掃など、複数の方法を組み合わせて行います。
正しいです。
塗料の選定、混合比、乾燥時間など、基本的な事項は工場塗装と同様に行う必要があります。現場塗装では、天候や作業環境の影響を受けやすいため、より厳密な管理が必要となります。
誤りです。
無機ジンクリッチペイントは、アルカリ性であり、シンナーなどの有機溶剤との相性が良くありません。シンナーを使用すると、塗膜を損傷させる可能性があります。
誤りです。
高力ボルトの形状は複雑で、ローラーでは死角が多く、塗料が均一に塗布できません。
高力ボルトの塗装には、刷毛やエアスプレーなど、細部まで塗料を届けることができる工具を使用する必要があります。
この問題では、現場でのボルト接合部の塗装に関する基本的な知識が問われました。特に、素地調整、塗装作業時の注意点、既存塗装面の再塗装、高力ボルトへの塗装といった、現場でよく直面する問題について、正しい知識を身につけているかが問われています。
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