2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問33
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
塗料の品質確認に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 凝集した亜鉛末は、均一な攪拌ができないため、使用してはならない。
- 増粘した塗料は、加熱して流動性が正常となれば品質を確認したのち使用してよい。
- ゲル化した塗料は、正常な塗膜が得られないので使用してはならない。
- 顔料が沈殿した塗料は、攪拌で均一化する場合は使用してよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
塗料の品質確認に関する基礎的項目になります。よくおさえておきましょう。
適当です。
亜鉛末が凝集している場合、均一な攪拌が困難であり、塗料の性能が損なわれる可能性があるため、使用すべきではありません。
適当ではありません。
増粘した塗料は、加熱しても元の性能を回復しないことが多く、品質が保証されないため、使用しない方が良いです。
適当です。
ゲル化した塗料は、塗膜の品質が劣るため、正常な塗膜を得ることができないので、使用すべきではありません。
適当です。
顔料が沈殿している場合でも、攪拌して均一化することで塗料の品質を確保できる場合があります。
ただし、攪拌だけで元の性能が回復するかどうかは塗料の種類によります。
塗料の品質確認について、基礎を覚えておきましょう。
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02
塗料の品質確認に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
正しいです。凝集した亜鉛末は均一に攪拌できず、均一な塗膜を形成できないため使用してはなりません。
間違いです。
増粘した塗料を加熱して流動性を回復させることは品質に影響を与える可能性が高く、通常は避けるべきです。塗料が増粘した場合、その原因が品質の劣化によるものである可能性があるため、加熱して使用するのは適切ではありません。
正しいです。ゲル化した塗料は正常な塗膜を形成できないため、使用してはなりません。
正しいです。顔料が沈殿しても、攪拌して均一に戻る場合は正常な塗料として使用できます。
塗料の品質確認について、しっかりと押さえましょう。
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03
塗料は、長期間保管したり、輸送中に振動を受けたりすることで、品質が変化することがあります。この問題では、塗料の品質に異常が生じた場合に、どのように判断し、どのように対応すべきかについて、理解度を測ることを目的としています。
正しいです。
亜鉛末が凝集してしまうと、いくら攪拌しても均一な状態に戻すことは困難です。これは、塗料の性能に悪影響を与え、塗膜の欠陥の原因となるため、使用すべきではありません。
誤りです。
塗料の増粘は、成分の変化や水分混入などが原因であることが多く、単に加熱して流動性を回復させただけでは、品質が回復したとは言い切れません。加熱によって塗料の成分が変化し、塗膜の耐久性が低下したり、黄変したりする可能性があります。
正しいです。
ゲル化は、塗料の成分が固まり始めており、もはや液体としての性質を失いつつある状態です。この状態の塗料では、均一な塗膜を形成することができず、剥がれやひび割れなどの原因となるため、使用すべきではありません。
正しいです。
顔料の沈殿は、攪拌によってある程度は復元できます。
しかし、長期間放置されていたり、強く凝固していたりする場合は、攪拌だけでは完全に均一にならない可能性があります。また、沈殿物に異物が混入していたり、成分が変化している可能性も考えられます。そのため、攪拌後に塗料の粘度や外観などを十分に確認し、異常がないことを確認してから使用することが重要です。
塗料の異常は、見た目だけでなく、粘度やにおいなどからも判断できます。なお、一度異常が生じた塗料は、必ずしも復元できるとは限らないため、塗料を使用する前に、必ず品質を確認することが重要です。
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