2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
鋼構造物塗装 問35
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 鋼構造物塗装 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼橋塗装に用いる足場の安全管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 吊り足場、張出し足場及び高さ5m以上の足場の組立、解体、変更の作業には、足場の組立て等作業主任者を選任して作業を行わなければならない。
- パイプ吊り足場は、作業床の安定を図るため、やらずのパイプの吊り間隔は1.8m以内とし、ころばしパイプは0.9m程度の間隔で配置する。
- パネル式吊り足場は、安全で迅速な架設と解体が可能で、足場形状の工夫により塗装時の落下物が生じにくいため都市内で広く用いられている。
- シート防護を取り付けた足場は、強風時に足場に大きな風圧がかかる危険性があるので、風の影響には十分注意しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
鋼橋塗装に用いる足場の安全管理に関する問題です。ポイントをしっかり押さえましょう。
正しいです。労働安全衛生法では、高さ5m以上の足場の組立、解体、変更作業には、足場の組立て等作業主任者を選任して作業を行うことが義務付けられています。
間違いです。
やらずのパイプの設置および吊り間隔は、一般的に3.6m以内となります。
正しいです。パネル式吊り足場は、迅速な架設と解体が可能であり、足場形状の工夫により塗装時の落下物が生じにくい特性を持ち、都市内で広く利用されています。
正しいです。シート防護を取り付けた足場は強風時に大きな風圧がかかるため、風の影響に対する注意が必要です。
鋼橋塗装に用いる足場の安全管理について、しっかりと押さえましょう。
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02
鋼橋塗装に関わらず、足場の安全管理に関する各項目を覚えておきましょう。
作業員の命に係わる項目になります。
適当です。労働安全衛生法では、高さ5m以上の高所作業や特殊な足場の組立て、解体、変更には、適切な資格を持った作業主任者を選任することが義務です。
適当ではありません。
パイプ吊り足場の「やらずのパイプ」の吊り間隔は、作業の安全性や安定性を確保するために規定されているが、1.8m以内ではなく、3.6m以内となります。
適当です。
パネル式吊り足場は安全で迅速な架設が可能で、落下物の発生を抑えるために工夫されているため、都市内でも広く用いられています。
適当です。
シート防護を取り付けることで風圧が増加し、足場の安全性に影響を与えることがあるため、強風時には特に注意が必要です。
大事な設問です。覚えておきましょう。
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03
鋼橋塗装は高所作業であり、足場の設置や使用は作業員の安全確保に直結するため、厳格な安全管理が求められます。
正しいです。
足場作業には、足場の組立て等作業主任者の選任が義務付けられています。
誤りです。
やらずのパイプの吊り間隔は通常1.8mではなく、3.6mです。
正しいです。
パネル式吊り足場は、軽量で組立・解体が容易であり、また、足場板や手摺りが一体化されているため、落下物の発生を抑制できるなど、多くのメリットがあります。都市部での施工に適した足場として広く利用されています。
正しいです。
シート防護は、塗装時の飛散防止や周辺環境への配慮のために設置されますが、強風時には帆のように風を受け、足場全体が不安定になる危険性があります。そのため、強風時の作業は避けるか、適切な対策を行う必要があります。
各種類の足場には、それぞれに適した構造や安全対策があります。また、強風時など、気象条件によっては、足場が危険な状態になる可能性があります。
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