2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問15

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

砂質土地盤で、長さ30m、幅30m、深さ10mの領域を対象として薬液注入を行う場合、砂質土地盤の間隙率50%、薬液の塡充率80% としたときの注入率 λ(%)と注入量Q(m3)の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
なお、重要度率は、100% とする。
  • λ:40(%)  Q:3,600(m3
  • λ:40(%)  Q:3,500(m3
  • λ:50(%)  Q:4,500(m3
  • λ:50(%)  Q:4,600(m3

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この過去問の解説 (3件)

01

薬液の注入率と注入量に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。

対象範囲:長さ30m×幅30m×深さ10mの直方体 V= 長さ × 幅 × 深さ = 30m × 30m × 10m = 9000m3
間隙率n:50%
充填率α:80%
注入率λ:n × α= 50% × 80% = 40%
注入量Q:注入対象の体積 × 注入率λ = 9000m3 × 40% = 3600m3

よって、正しい組合せは、λ:40(%)Q:3600(m3)となります。

選択肢1. λ:40(%)  Q:3,600(m3

正しいです。

選択肢2. λ:40(%)  Q:3,500(m3

適当でないです。

選択肢3. λ:50(%)  Q:4,500(m3

適当でないです。

選択肢4. λ:50(%)  Q:4,600(m3

適当でないです。

まとめ

薬液の注入率と注入量について、しっかりと押さえていきましょう。

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02

まず、対象となる砂質土の体積Vを計算します。 

V = 長さ × 幅 × 深さ = 30m × 30m × 10m = 9000m³

 

次に、砂質土の空隙体積を計算します。 

空隙体積 = V × 間隙率 = 9000m³ × 50% = 4500m³

 

この空隙体積の80%を薬液で充填するため、注入量Qは次のようになります。 

Q = 空隙体積 × 薬液の充填率 = 4500m³ × 80% = 3600m³

 

また、注入率λは、注入量Qを対象領域の体積Vで割って求めることができます。 

λ = Q / V × 100% = 3600m³ / 9000m³ × 100% = 40%

選択肢1. λ:40(%)  Q:3,600(m3

適当です。

選択肢2. λ:40(%)  Q:3,500(m3

適当ではありません。

選択肢3. λ:50(%)  Q:4,500(m3

適当ではありません。

選択肢4. λ:50(%)  Q:4,600(m3

適当ではありません。

まとめ

与えられた条件から、対象となる砂質土の体積、空隙体積を計算し、薬液の充填率から注入量を算出することで、正しい答えを導き出すことができます。

参考になった数0

03

この問題を解くためには、注入率 (λ) と注入量 (Q) を計算する必要があります。

計算の仕方を覚えておきましょう。

 

砂質土地盤の体積: 長さ 30m × 幅 30m × 深さ 10m = 9,000 m³

間隙率: 50% (0.50)

薬液の塡充率: 80% (0.80)

 

<計算>

間隙体積: 地盤内の間隙(空隙)部分の体積を求めます。

間隙体積 = 土地盤の体積 × 間隙率

間隙体積 = 9,000 m³ × 0.50 = 4,500 m³

薬液の必要量: 薬液がどれくらい塡充するかを求めます。

塡充体積 = 間隙体積 × 塡充率

塡充体積 = 4,500 m³ × 0.80 = 3,600 m³

注入率 (λ) の計算: 注入率は塡充体積に対する実際の注入量の割合を示します。

注入率 (λ) = (塡充体積/注入量)×100

選択肢1. λ:40(%)  Q:3,600(m3

正解です。

※注入率100%

選択肢2. λ:40(%)  Q:3,500(m3

誤りです。

※注入率102.86%

選択肢3. λ:50(%)  Q:4,500(m3

誤りです。

※注入率80%

選択肢4. λ:50(%)  Q:4,600(m3

誤りです。

※注入率78.26%

まとめ

注入率が100%に一致する項目が正解です。

公式として覚えておきましょう。

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