2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問16

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

薬液注入における注入時の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 二重管ストレーナー工法では、注入の進行と共に変化する圧力の数値を読み取れないことも多い。
  • 材料を調合する場合は、一般に比重の小さいものから先に調合槽に投入する。
  • 薬液注入で水ガラスや硬化材に混合する水には、水道水を使用することはできない。
  • p−qチャートとは、注入時における注入量と圧力の関係を連続的に記録したものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

薬液注入における注入時の施工管理に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。

選択肢1. 二重管ストレーナー工法では、注入の進行と共に変化する圧力の数値を読み取れないことも多い。

正しいです。二重管ストレーナー工法では、地盤の条件や注入の進行に伴って圧力が変動するため、圧力の数値が安定せず、正確に読み取れない場合があります。

選択肢2. 材料を調合する場合は、一般に比重の小さいものから先に調合槽に投入する。

正しいです。比重の小さい液体を先に投入し、後から比重の大きい液体をゆっくりと加えると、層状に分離しにくく、均一な混合になりやすいというメリットがあります。

選択肢3. 薬液注入で水ガラスや硬化材に混合する水には、水道水を使用することはできない。

適当でないです。このような記述はなく、水道水を使用することができます

選択肢4. p−qチャートとは、注入時における注入量と圧力の関係を連続的に記録したものである。

正しいです。p-qチャートは、注入時の圧力と注入量の関係を示すグラフで、施工管理において重要な指標となります。

まとめ

薬液注入における注入時の施工管理について、しっかりと押さえていきましょう。

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02

薬液注入における注入時の施工管理は、現場でも活用される重要な項目です。

よく覚えておきましょう。

選択肢1. 二重管ストレーナー工法では、注入の進行と共に変化する圧力の数値を読み取れないことも多い。

適切です。

設問のとおりです。

 

選択肢2. 材料を調合する場合は、一般に比重の小さいものから先に調合槽に投入する。

適切です。

比重が小さい材料を先に投入することで、混合が均一に行いやすくなります。

比重の大きい材料を後から投入することで、比重の小さい材料が底に沈んで均一な混合が難しくなるのを防ぎます。

選択肢3. 薬液注入で水ガラスや硬化材に混合する水には、水道水を使用することはできない。

適切でありません。

そのような決まりはありません。

選択肢4. p−qチャートとは、注入時における注入量と圧力の関係を連続的に記録したものである。

適切です。

そのとおりです。

p(圧力): 注入圧力を示します。圧力は、薬液の流れや地盤への浸透に大きな影響を与えます。

q(流量): 注入量や流量を示します。流量は、薬液がどれだけの速さで地盤に注入されているかを示します。

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03

薬液注入工法は、地盤中に薬液を注入し、その薬液が固まることで地盤の強度や透水性を向上させる工法です。この工法では、注入圧力、注入量、薬液の配合など、様々な要素が施工品質に影響するため、適切な施工管理が不可欠です。

選択肢1. 二重管ストレーナー工法では、注入の進行と共に変化する圧力の数値を読み取れないことも多い。

適当です。

二重管ストレーナー工法では、注入管に多数の穴が開いているため、注入圧力が均一に分布せず、圧力測定が難しい場合があります。特に注入の初期段階では、圧力変動が大きく、正確な数値を読み取ることが困難なケースも考えられます。

選択肢2. 材料を調合する場合は、一般に比重の小さいものから先に調合槽に投入する。

適当です。

比重の小さい材料を先に投入することで、材料が均一に混合しやすく、凝集や沈殿を防ぐことができます。

選択肢3. 薬液注入で水ガラスや硬化材に混合する水には、水道水を使用することはできない。

適当ではありません。

一般的に、薬液注入に使用する水は、水道水が使用されます。ただし、水道水の成分によっては、薬液の硬化に影響を与える可能性があるため、事前に水質検査を行うことが望ましいです。

選択肢4. p−qチャートとは、注入時における注入量と圧力の関係を連続的に記録したものである。

適当です。

p-qチャートは、注入量と注入圧力の関係をグラフにしたもので、注入の進行状況を把握し、異常を検知するのに役立ちます。

まとめ

薬液注入工法の施工管理では、注入圧力、注入量、薬液の配合だけでなく、注入方法や使用機器など、様々な要素を考慮する必要があります。

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