2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問17
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入における注入材のゲル化時間と注入速度に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ゲル化時間と注入速度は、注入材の地盤内の浸透形態、注入効果に大きく関係する。
- 砂質土に対する注入速度は、遅い方が注入圧力も低く割裂注入になりやすい。
- 1ショット方式の注入には、2ショット方式よりもゲル化時間の長い注入材を用いる。
- 粘性土の割裂注入では、ゲル化時間、注入速度等で人為的に脈の入り方等を制御することは難しい。
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この過去問の解説 (3件)
01
薬液注入における注入材のゲル化時間と注入速度に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。
正しいです。ゲル化時間と注入速度は、地盤内での薬液の広がり方や硬化の仕方に直接影響を与えます。これにより、注入効果も大きく左右されます。
適当でないです。砂質土では、通常、注入速度が遅いと浸透が進みやすく、割裂注入にはなりにくいです。割裂注入は、通常、注入圧力が高い場合に起こりやすいです。
正しいです。1ショット方式は一度に注入を行うため、ゲル化時間が長い注入材を使って地盤全体に浸透させる時間を確保します。
正しいです。粘性土では、薬液の広がりが制限されやすく、脈の入り方などを人為的に制御するのは難しいです。
薬液注入における注入材のゲル化時間と注入速度について、しっかりと押さえていきましょう。
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02
薬液注入工法では、注入材の性質や注入条件によって、地盤内の薬液の広がり方や硬化の仕方などが変化し、最終的な地盤改良効果に大きな影響を与えます。
適当です。
ゲル化時間が短い注入材は、迅速に固まるため、砂質土など透水性の高い地盤では浸透注入に適しています。一方で、ゲル化時間が長い注入材は、粘性土など透水性の低い地盤で割裂注入を行う際に有効です。また、注入速度が速いと注入圧力が高くなり、地盤を割裂しやすくなります。
適当ではありません。
砂質土は透水性が高いため、遅い注入速度では薬液が地中に十分に浸透せず、注入圧力も低く、効果的な注入ができない可能性があります。砂質土に対する注入は、一般的に浸透注入が採用され、速い注入速度で薬液を注入することで、より広い範囲に薬液を拡散させることができます。
適当です。
1ショット方式は、A液とB液を同時に注入し、混合することで硬化する方式です。2ショット方式に比べて、混合時間が短いため、ゲル化時間の長い注入材を用いることで、十分な硬化時間を確保することができます。
適当です。
ゲル化時間や注入速度を調整しても、意図した場所に割裂を発生させることは容易ではありません。地盤の不均一性や注入孔の位置など、様々な要因が割裂の入り方に影響するため、人為的な制御は困難です。
薬液注入工法では、注入材のゲル化時間と注入速度を適切に設定することで、地盤の特性や改良目的に合わせた注入効果を得ることができます。しかし、粘性土のように地盤の性質が複雑な場合、注入効果を完全に予測し、制御することは困難な場合があります。
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03
薬液注入における注入材のゲル化時間と注入速度に関する設問になります。
難しいですが、少しずつ覚えましょう。
正しいです。
ゲル化時間と注入速度は、注入材の地盤への浸透や注入の効果に大きく影響します。
誤りです。
一般に、砂質土に対して注入速度を遅くすると、浸透注入が起こりやすくなりますが、
割裂注入は高い注入圧力が必要であり、速度が速いほうが割裂しやすくなります。
正しいです。
1ショット方式では、注入後に時間をかけてゲル化させる必要があるため、ゲル化時間が長い注入材を使用します。
正しいです。
粘性土の割裂注入では、土の性質上、注入時に脈の入り方を人為的に制御するのは難しいとされています。
ポイントを押さえておきましょう。
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