2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問18
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入の止水効果の確認に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 薬液注入での改良効果は、薬液注入前の原地盤の透水係数が小さいほど顕著である。
- 効果を確認するための現場透水試験は、単孔式変水位法で行う。
- 現場透水試験を行う区間は、改良地盤の上部に50cm以上、下部に80cmの改良地盤を確保し、その中間部分で行う。
- 現場透水試験を適用するに際しては、注入仕様、土質別、あるいは改良地盤の機能ごとに1箇所以上行う必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
薬液注入の止水効果の確認に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。
適当でないです。薬液注入による改良効果は、一般的に透水係数が大きい(つまり水が通りやすい)地盤で顕著になります。透水係数が小さい地盤では、もともと水が通りにくいので、止水効果の向上はそれほど顕著には見られません。
正しいです。現場透水試験の一つの方法として、単孔式変水位法が用いられることが一般的です。この方法により、透水性の変化を確認します。
正しいです。透水試験を行う区間は、改良地盤の中間部分で行うことで、注入効果が均一に発揮されているかどうかを確認します。
正しいです。透水試験は、注入仕様や土質、改良地盤の機能ごとに異なる場所で行うことで、各条件での効果を確認します。
薬液注入の止水効果の確認について、しっかりと押さえていきましょう。
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02
薬液注入工法は、地盤中に薬液を注入し、その薬液が固まることで地盤の強度や透水性を向上させる工法ですが、施工後、実際にどの程度止水効果が得られたのかを評価する必要があります。
適当ではありません。
薬液注入は、一般的に透水性の高い地盤ほど効果が顕著に出やすいです。透水係数が小さい、つまり元々透水性が低い地盤では、薬液注入による改善効果は限定的になることがあります。
適当です。
単孔式変水位法は、1つの孔を用いて地盤の透水係数を測定する一般的な方法であり、薬液注入後の改良効果を評価するために広く用いられます。
適当です。
現場透水試験を行う区間は、改良地盤が十分に形成されている箇所を選ぶ必要があります。一般的に、改良地盤の上下とも一定以上の厚さを確保し、その中間部分で試験を行うことが推奨されます。
適当です。
薬液注入の仕様、地質条件、改良の目的などによって、改良効果は異なります。そのため、これらの条件ごとに複数の箇所で現場透水試験を行うことで、より正確な評価を行うことができます。
薬液注入後の止水効果の確認は、施工管理上非常に重要な作業です。現場透水試験などの適切な試験方法を用いることで、改良効果を定量的に評価することができます。
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03
薬液注入の止水効果の確認に関する設問です。
難しいですが、頑張りましょう。
誤りです。
薬液注入の止水効果は、一般に透水係数が大きい地盤、すなわち水が通りやすい地盤でより顕著に現れます。
透水係数が小さい地盤では、元々水の浸透が少ないため、止水効果はそれほど顕著ではありません。
正しいです。
現場透水試験には単孔式変水位法がよく用いられます。
正しいです。
試験を行う位置は、改良地盤内で適切な深さを確保する必要があります。
正しいです。
透水試験は、改良効果のばらつきを確認するため、複数の箇所で行う必要があります。
ポイントを押さえておきましょう。
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