2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問33

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

薬液注入が周辺環境に影響を与えないための施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 注入薬液が地下水を汚染することがないように、地下水等の監視が「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針(昭和49年建設省)」によって義務付けられている。
  • 公共用水域の近傍で薬液注入を行う時は、必要に応じて公共用水域の水質を検査する。
  • 薬液注入は地中で行われるものであるが、配管等から薬液が飛散して、直接樹木に降りかかる影響を防ぐ必要がある。
  • 薬液注入に用いる薬液等の注入材料の中で、魚介類に影響を与える可能性が大きいのは水ガラスである。

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この過去問の解説 (3件)

01

薬液注入が周辺環境に影響を与えないための施工管理に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。

選択肢1. 注入薬液が地下水を汚染することがないように、地下水等の監視が「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針(昭和49年建設省)」によって義務付けられている。

正しいです。地下水の保護のために、薬液注入時には地下水の監視が求められています。

選択肢2. 公共用水域の近傍で薬液注入を行う時は、必要に応じて公共用水域の水質を検査する。

正しいです。公共用水域の水質に影響を与える可能性がある場合、水質検査を行うことは適切な対策です。

選択肢3. 薬液注入は地中で行われるものであるが、配管等から薬液が飛散して、直接樹木に降りかかる影響を防ぐ必要がある。

正しいです。地中で行われる作業ですが、薬液が周囲に飛散しないよう、適切な管理が求められます。

選択肢4. 薬液注入に用いる薬液等の注入材料の中で、魚介類に影響を与える可能性が大きいのは水ガラスである。

適当でないです。水ガラス自体は一般的に環境に対して比較的安全な材料とされています。

まとめ

薬液注入が周辺環境に影響を与えないための施工管理について、しっかりと押さえていきましょう。「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針(昭和49年建設省)」についても、合わせて確認してください。

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02

薬液注入工法は、地盤の強度や透水性を向上させる効果的な工法ですが、一方で、周辺の地下水や生態系に影響を与える可能性も指摘されています。そのため、薬液注入を行う際には、環境への影響を最小限に抑えるための様々な対策が求められます。

選択肢1. 注入薬液が地下水を汚染することがないように、地下水等の監視が「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針(昭和49年建設省)」によって義務付けられている。

適当です。

薬液注入工法では、注入薬液が地下水に漏出することで水質汚染が起こる可能性があります。このため、多くの場合、施工前後の地下水の水質を監視することが求められています。

選択肢2. 公共用水域の近傍で薬液注入を行う時は、必要に応じて公共用水域の水質を検査する。

適当です。

薬液注入工事は、公共用水域の水質に影響を与える可能性があるため、特に公共用水域の近傍で行う場合は、注入前後の水質を検査することが重要です。

選択肢3. 薬液注入は地中で行われるものであるが、配管等から薬液が飛散して、直接樹木に降りかかる影響を防ぐ必要がある。

適当です。

薬液注入作業中には、配管の接続部などから薬液が漏出したり、飛散する可能性があります。特に、薬液の中には植物に有害な成分が含まれている場合もあるため、樹木への影響を考慮した対策が必要です。

選択肢4. 薬液注入に用いる薬液等の注入材料の中で、魚介類に影響を与える可能性が大きいのは水ガラスである。

適当ではありません。

水ガラス自体は、環境に対して適切な濃度で使用すれば安全な材料とされています。ただし、高濃度の場合や特定の生物に対しては、影響を与える可能性もあります。

まとめ

薬液注入工法では、使用する薬剤の種類や濃度によって、環境への影響が異なります。そのため、薬液注入を行う際には、使用する薬剤の安全性に関する情報を十分に把握し、適切な対策を講じることが重要です。

 

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03

薬液注入が周辺環境に影響を与えないための施工管理に関する設問です。

難しいですが、頑張りましょう。

 

選択肢1. 注入薬液が地下水を汚染することがないように、地下水等の監視が「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針(昭和49年建設省)」によって義務付けられている。

正しいです。

地下水の汚染防止のため、暫定指針に基づき監視が義務付けられています。

選択肢2. 公共用水域の近傍で薬液注入を行う時は、必要に応じて公共用水域の水質を検査する。

正しいです。

公共用水域に近い場所での薬液注入工事では、水質への影響を確認するため、水質検査を行う必要があります。

選択肢3. 薬液注入は地中で行われるものであるが、配管等から薬液が飛散して、直接樹木に降りかかる影響を防ぐ必要がある。

正しいです。

地中で行う工事であっても、薬液の飛散が周囲の植物に悪影響を及ぼさないよう管理が求められます。

 

選択肢4. 薬液注入に用いる薬液等の注入材料の中で、魚介類に影響を与える可能性が大きいのは水ガラスである。

誤りです。

水ガラス(シリカ系薬液)は比較的安全であり、魚介類への影響が大きいとは一般的には言われません。

影響が懸念される薬液としては、アクリルアミド系やその他の有害な化学薬品が含まれる場合があります。

まとめ

ポイントを押さえておきましょう。

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