2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(後期)
薬液注入 問45

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(後期) 薬液注入 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

薬液注入工法における注入圧力と注入速度による管理に関する下記の文章中の(   )の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・注入圧力は、土粒子の間隙に薬液が浸透するための抵抗値で、注入する側がその数値を任意に決めることが( イ )。
・注入圧力や薬液の浸透性は、注入速度にも大きく影響され、注入速度を大きく設定すると浸透性は、( ロ )なる。
・地盤隆起を極力小さく抑えるためには、割裂注入が生じないように、( ハ )注入速度で浸透注入が行える注入方式と注入材を選定する。
・ダブルパッカー工法は、注入速度が二重管ストレーナー工法より遅いこと等により注入効果が高く、既設構造物への注入圧力の影響が非常に( ニ )。
  • イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:小さい
  • イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:小さい
  • イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:大きい
  • イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:大きい

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この過去問の解説 (3件)

01

薬液注入工法における注入圧力と注入速度による管理に関する設問になります。ポイントを覚えて確実に押さえましょう。

正解は、イ:出来ない ロ:悪く ハ:遅い ニ:小さい です。
イ:注入圧力は、地盤の透水性や注入材の粘度など、様々な要因によって決まるため、注入する側が完全に任意に決めることはできません。地盤の状況や注入目的などを考慮し、適切な圧力を設定する必要があります。
ロ:注入速度を速くすると、薬液が地盤中に十分に浸透する前に、注入孔から溢れ出てしまう可能性が高くなります。そのため、浸透性は悪くなります。
ハ:地盤隆起は、注入圧力が大きすぎる場合や、注入速度が速すぎる場合に起こりやすいです。割裂注入を防ぐためには、ゆっくりとした注入速度で、地盤に徐々に薬液を浸透させていく必要があります。
ニ:ダブルパッカー工法は、注入区間を限定できるため、薬液が目的の箇所へ確実に到達し、注入効果が高いことが特徴です。また、注入速度が遅いため、既設構造物への影響を小さく抑えることができます。

選択肢1. イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:小さい

正しいです。

選択肢2. イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:小さい

適当でないです。

選択肢3. イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:大きい

適当でないです。

選択肢4. イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:大きい

適当でないです。

まとめ

薬液注入工法における注入圧力と注入速度による管理について、しっかりと押さえていきましょう。

参考になった数2

02

薬液注入工法では、注入圧力と注入速度を適切に制御することで、地盤の改良効果を高め、周辺構造物への影響を最小限に抑えることができます。

選択肢1. イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:小さい

適当です。

注入圧力は、土の性質や注入深度によって決まるものであり、任意に決めることはできません。注入速度が速いと、薬液が地盤中に均一に浸透せず、効果が低下します。割裂注入を防ぐには、低い注入速度が望ましく、ダブルパッカー工法は注入速度が遅いため、既設構造物への影響が小さいです。

選択肢2. イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:小さい

誤りです。

注入圧力は任意に決められるものではありません。

選択肢3. イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:大きい

誤りです。

ダブルパッカー工法は、注入速度が遅いため、既設構造物への影響は小さいです。

選択肢4. イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:大きい

誤りです。

注入圧力は任意に決められるものではなく、注入速度が速いと浸透性が悪くなります。

まとめ

薬液注入工法では、注入圧力と注入速度を適切に制御することが重要です。注入圧力は、土の性質や注入深度によって決まるものであり、任意に決めることはできません。注入速度が速いと、薬液が地盤中に均一に浸透せず、効果が低下し、割裂注入が発生する可能性があります。ダブルパッカー工法は、注入速度が遅いため、既設構造物への影響が小さく、効果的な注入が可能です。

参考になった数0

03

薬液注入工法における注入圧力と注入速度による管理に関する設問です。

薬液注入の設問を何問か解くうちに、なんとなく解けるようになると思いますので、

難しいですが、繰り返し似たような問題を解いていきましょう。

選択肢1. イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:小さい

正しいです。

注入圧力は、実際には条件によって制約を受けるため、「出来ない」が適切です。

注入速度を大きく設定すると、一般的には浸透性は「悪く」なることが多いです。

割裂注入を防ぐためには「遅い」注入速度が望ましいです。

既設構造物への注入圧力の影響が小さければ、注入効果が高いとされますので、「小さい」が適切です。

選択肢2. イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:小さい

誤りです。

選択肢3. イ:出来ない  ロ:悪く  ハ:遅い  ニ:大きい

誤りです。

選択肢4. イ:出来る   ロ:良く  ハ:速い  ニ:大きい

誤りです。

まとめ

一つずつ覚えていきましょう。

参考になった数0