2級土木施工管理技術の過去問
令和6年度(前期)
土木2 問19
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和6年度(前期) 土木2 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装の路床に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 置換え工法は、軟弱な現状路床土の一部又は全部を良質土で置き換える工法である。
- 構築路床における安定処理は、原則として中央プラントで行う。
- 構築路床は、交通荷重を支持する層として適切な支持力と変形抵抗性が求められる。
- 路床の最終工程では、トラック等を低速走行させ、プルーフローリング試験を実施する。
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この過去問の解説 (2件)
01
路床は、舗装の下層部に位置し、舗装の荷重を支持する重要な役割を果たします。
適切な記述です。
置換え工法は、軟弱な地盤を良質な土に置き換えることで、路床の支持力を向上させる工法です。
不適切な記述です。
構築路床の安定処理は、現場混合で行われることが一般的です。中央プラントで行う場合は、大量の土を運搬する必要があり、コストがかかるため、大規模な工事の場合に限定されます。
適切な記述です。
路床は、舗装にかかる交通荷重を支持し、変形を抑制する役割を担います。そのため、十分な支持力と変形抵抗性が求められます。
適切な記述です。
プルーフローリング試験は、完成した路床の平坦性や強度を確認するための試験です。トラックなどを低速で走行させ、路面の変形を観察することで、路床の品質を評価します。
路床は、舗装の寿命や走行性などに大きく影響するため、適切な施工方法を選ぶことが重要です。路床の施工は、道路の耐久性や安全性に直結する重要な作業です。この問題では、それぞれの施工方法の特徴を理解し、問題文の記述から誤ったものを選択することで、路床の施工に関する理解度を問われています。
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02
路床は、舗装を支持している地盤のうち、舗装の下面から約1mの部分のことで、表層・路盤などと共に舗装構成の一部です。
設問の通りです。
置換え工法での施工上の留意点として、置換のために掘削を行う際は掘削面以下の層を乱さないように施工することと、一層の敷均しの厚さは仕上がり厚で20cm以下とすることです。
構築路床における安定処理は、一般的に路上で行います。
よって設問は誤りです。
構築路床とは、路床部の原地盤を改良して作られる層のことです。一般的に構築路床における安定処理は、路床土にセメント・石灰等のなどを添加し、スタビライザやバックホウで撹拌します。
設問の通りです。
構築路床用材料の要求性能として、構築路床は交通荷重を支持する層として、適切な支持力と変形抵抗性が要求されます。
設問の通りです。
プルーフローリング試験とは、路床・路盤の締固め終了後に、施工時に用いた転圧機械と同等以上の締固め効果を持つローラやトラックなどで締固め終了面を数回走行し、たわみ量をチェックする試験です。
路床からの出題範囲はそんなに広くはないので、過去問を確実にこなしていけば点は取れると思います。
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