2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問7 (土木 問7)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問7(土木 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

法面保護工の「工種」と「目的」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 種子吹付工 ――― 雨水による浸食防止
  • 張芝工 ――― すべり土塊の崩壊防止
  • モルタル吹付工 ――― 表流水の浸透防止
  • ブロック積擁壁工 ――― 土圧に対抗して崩壊防止

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、斜面や切土・盛土で形成された法面を保護するための各工法(法面保護工)の目的について問うものです。

 

それぞれの工法がどのような現象(浸食、崩壊など)に対して効果を発揮するのかを正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 種子吹付工 ――― 雨水による浸食防止

適当な組み合わせです。

選択肢2. 張芝工 ――― すべり土塊の崩壊防止

適当な組み合わせではありません。

 

張芝工は、表面崩壊や浸食防止を期待する工法です。比較的規模の大きい崩壊(深層崩壊)に用いることはありません。

選択肢3. モルタル吹付工 ――― 表流水の浸透防止

適当な組み合わせです。

選択肢4. ブロック積擁壁工 ――― 土圧に対抗して崩壊防止

適当な組み合わせです。

まとめ

「すべり土塊の崩壊防止」は、法面全体の安定性に関わるものであり、植生工では対応できないことを覚えておくことが重要です。

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02

この問題を解くためには、「どの工法が」「どのように行われ」「何のために行われているのか」を知ることが重要です。言葉だけで覚えるだけでなく、それぞれの特徴や目的を理解することが大切です。

選択肢1. 種子吹付工 ――― 雨水による浸食防止

正解です。

選択肢2. 張芝工 ――― すべり土塊の崩壊防止

誤りです。

張芝工は、斜面に芝を張ることで、土壌(どじょう)の表面を保護し、雨水や風による浸食を防ぐ工法です。

すべり土塊の崩壊防止は、グランドアンカー工杭工が当てはまります。

選択肢3. モルタル吹付工 ――― 表流水の浸透防止

正解です。

選択肢4. ブロック積擁壁工 ――― 土圧に対抗して崩壊防止

正解です。

まとめ

書かれている字を見て、組み合わせを暗記するのではなく、それぞれの工法がどのように行われどんな目的で行われているのかを意識して覚えるようにしましょう。

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