2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問10 (土木 問10)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問10(土木 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートに用いられる混和材料に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 減水剤は、単位水量を増やさずにコンクリートの流動性を高める。
  • 高炉スラグ微粉末は、コンクリートの収縮によるひび割れの発生を抑制できる。
  • フライアッシュを使用したコンクリートは、コンクリートの発熱や耐久性を改善できる。
  • AE剤を使用したコンクリートは、コンクリートの耐凍害性が向上する。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、コンクリートの品質を向上させるために使用される「混和材料」のそれぞれの効果について問うものです。

 

混和材料は多岐にわたりますが、代表的なものの目的や効果を正確に把握しておくことが重要です。

選択肢1. 減水剤は、単位水量を増やさずにコンクリートの流動性を高める。

適当な記述です。

選択肢2. 高炉スラグ微粉末は、コンクリートの収縮によるひび割れの発生を抑制できる。

この記述は適当ではありません。

 

高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートは、一般に乾燥収縮が大きくなる傾向があります。

 

そのため、収縮によるひび割れ(乾燥収縮ひび割れ)の発生は抑制されにくい、あるいは促進されます。

選択肢3. フライアッシュを使用したコンクリートは、コンクリートの発熱や耐久性を改善できる。

適当な記述です。

選択肢4. AE剤を使用したコンクリートは、コンクリートの耐凍害性が向上する。

適当な記述です。

まとめ

高炉スラグ微粉末の「乾燥収縮」と、フライアッシュの「長期耐久性」に関する効果は、特に押さえておくべきポイントです。

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02

混和材料は、セメント、水、骨材とあわせてコンクリートに用いる材料です。

それぞれ性質や効果が異なり、「混和材の名前」と「効果」をセットで覚えるようにしましょう。

選択肢1. 減水剤は、単位水量を増やさずにコンクリートの流動性を高める。

正しいです。

選択肢2. 高炉スラグ微粉末は、コンクリートの収縮によるひび割れの発生を抑制できる。

誤りです。

高炉スラグ微粉末は、アルカリ骨材反応の抑制耐塩害性に優れており、

ひび割れの発生を抑制するものではありません。

選択肢3. フライアッシュを使用したコンクリートは、コンクリートの発熱や耐久性を改善できる。

正しいです。

選択肢4. AE剤を使用したコンクリートは、コンクリートの耐凍害性が向上する。

正しいです。

参考になった数2