2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問13 (土木 問13)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問13(土木 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 養生期間中は、予想される振動等の有害な作用からコンクリートを保護する。
  • 混合セメントの湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントよりも短くする。
  • 外気温が低いほど、湿潤養生期間を長くする。
  • コンクリートを湿潤状態に保つためには、散水、養生マット等を使用する。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、「養生」に関する知識や、セメントの種類ごとの「養生期間」などを理解しているかが問われています。出題頻度も高い項目なので、しっかり覚えていきましょう。

選択肢1. 養生期間中は、予想される振動等の有害な作用からコンクリートを保護する。

正解です。

選択肢2. 混合セメントの湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントよりも短くする。

誤りです。

湿潤養生期間は、混合セメントが7日以上で、普通ポルトランドセメントが5日以上です。

よって、混合セメントの湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントよりも長くなります。

選択肢3. 外気温が低いほど、湿潤養生期間を長くする。

正解です。

選択肢4. コンクリートを湿潤状態に保つためには、散水、養生マット等を使用する。

正解です。

まとめ

セメントの湿潤養生期間は、「七五三」(7日:混合、5日:普通、3日:早強)で覚えるようにしましょう。

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02

この問題は、コンクリートの打設後に必要な「養生」について問うものです。

 

養生は、コンクリートが所定の強度を発現し、耐久性を確保するために欠かせない工程であり、その期間や方法を正しく管理することが求められます。

選択肢1. 養生期間中は、予想される振動等の有害な作用からコンクリートを保護する。

適当な記述です。

選択肢2. 混合セメントの湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントよりも短くする。

誤りです。

 

混合セメントは、普通ポルトランドセメントに比べて水和反応が穏やかで、初期の強度発現が遅い傾向があります。

 

そのため、所定の強度を得るためには、普通ポルトランドセメントよりも長い湿潤養生期間が必要となります。

選択肢3. 外気温が低いほど、湿潤養生期間を長くする。

適当な記述です。

まとめ

「混合セメントは強度が発現するのに時間がかかる」という特性を覚えておくことが、この問題を解く上でのキーポイントです。

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