2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問16 (土木 問16)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問16(土木 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

土留めの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 自立式土留め工法は、支保工を用いる工法である。
  • アンカー式土留め工法は、引張材を用いる工法である。
  • ヒービングとは、軟弱な粘土質地盤を掘削した時に、掘削底面が盛り上がる現象である。
  • ボイリングとは、砂質地盤で地下水位以下を掘削した時に、砂が吹き上がる現象である。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、それぞれの工法名とその特徴、さらに施工中に起こりうる現象についての理解が問われています。
イメージできない場合は、工事の動画画像などで現場の様子を視覚的に確認することがおすすめです。

選択肢1. 自立式土留め工法は、支保工を用いる工法である。

誤りです。

自立式土留め工法は、土留めの構造物が"自立"しているので、

支保工(腹起こし・切梁・アンカーなど)を使いません。

選択肢2. アンカー式土留め工法は、引張材を用いる工法である。

正しいです。

選択肢3. ヒービングとは、軟弱な粘土質地盤を掘削した時に、掘削底面が盛り上がる現象である。

正しいです。

ヒービングが発生するのは、粘土質地盤です。

選択肢4. ボイリングとは、砂質地盤で地下水位以下を掘削した時に、砂が吹き上がる現象である。

正しいです。

ボイリングが発生するのは、質地盤です。

まとめ

ヒービングとボイリングは混在して覚えてしまわないようしっかり復習しましょう。

「ヒービング+粘土質地盤」、「ボイリング+砂質地盤」とセットで覚えると整理しやすくなります。

参考になった数5

02

この問題は、掘削工事の際に用いられる「土留め工法」の種類と、軟弱地盤で発生する特有の現象について問うものです。

 

各工法の特徴と、ヒービングやボイリングといった現象の定義を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 自立式土留め工法は、支保工を用いる工法である。

誤りです。

 

自立式土留め工法は、土留め壁を地中に深く根入れして、支保工を設置せずに土圧に対抗する工法なので、「支保工を用いる工法である」という記述は適当ではありません。

選択肢2. アンカー式土留め工法は、引張材を用いる工法である。

適当な記述です。

選択肢3. ヒービングとは、軟弱な粘土質地盤を掘削した時に、掘削底面が盛り上がる現象である。

適当な記述です。

選択肢4. ボイリングとは、砂質地盤で地下水位以下を掘削した時に、砂が吹き上がる現象である。

適当な記述です。

まとめ

この問題のポイントは、自立式土留め工法は「支保工を使わない」工法であり、支保工を使用する切梁工法などと区別される点にあります。

 

また、ヒービングとボイリングは、それぞれ「粘土質地盤」と「砂質地盤」という地盤条件と、それに伴う現象の違いを正確に理解しておくことが重要です。

参考になった数0