2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問20 (土木 問20)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問20(土木 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

河川に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 河川において、上流から下流を見て右側を右岸、左側を左岸という。
  • 背割堤は下流側の先端が開放され、洪水時には流水が逆流するので氾濫しないよう地形に合わせて堤防を重複させるものをいう。
  • 河川の流水がある側を堤内地、堤防で守られている側を堤外地という。
  • 河川堤防の法面は、河川の流水がある側を裏法面といい、堤防で守られている側を表法面という。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、河川を構成する基本的な要素や用語について問うものです。

 

河川堤防の構造や役割、河川の各部の名称を正しく理解しておくことが、河川工事の施工管理を行う上で重要となります。

選択肢1. 河川において、上流から下流を見て右側を右岸、左側を左岸という。

適当な記述です。

選択肢2. 背割堤は下流側の先端が開放され、洪水時には流水が逆流するので氾濫しないよう地形に合わせて堤防を重複させるものをいう。

誤りです。

 

背割堤は、合流する2つの河川の中間に設けられる堤防で、洪水時に一方の河川の水が他方へ逆流するのを防ぐものであり、「下流側の先端が開放され、洪水時に流水が逆流するので」という記述は正しくありません。

選択肢3. 河川の流水がある側を堤内地、堤防で守られている側を堤外地という。

誤りです。

 

河川の流水がある側の敷地を堤外地、堤防で守られている側の土地を堤内地です

選択肢4. 河川堤防の法面は、河川の流水がある側を裏法面といい、堤防で守られている側を表法面という。

誤りです。

 

河川堤防の法面は、河川の流水がある側を「表法面」、堤防で守られている側を「裏法面」と呼びます。

まとめ

この問題のポイントは、河川に関する用語の定義を正確に覚えているかどうかです。特に、「右岸・左岸」の定義(上流から下流を見て)や、「堤内地・堤外地」および「表法面・裏法面」の区別を正確に理解しておくことが重要です。河川工事ではこれらの用語を日常的に使うため、しっかりと覚えておきましょう。

参考になった数3

02

この問題では、河川に関する方向や構造物の役割などの理解を問われています。

「左右の判断」や「構造物の名前」をしっかり覚えましょう。

選択肢1. 河川において、上流から下流を見て右側を右岸、左側を左岸という。

正しいです。

選択肢2. 背割堤は下流側の先端が開放され、洪水時には流水が逆流するので氾濫しないよう地形に合わせて堤防を重複させるものをいう。

誤りです。

背割堤の目的は、合流時の水流をスムーズに流し、洪水リスクや逆流などの弊害を軽減させることです。

堤防を重複させるものではありません。

選択肢3. 河川の流水がある側を堤内地、堤防で守られている側を堤外地という。

誤りです。

堤防で守られている側が「堤内地」で、河川の流水がある側を「堤外地」です。

選択肢4. 河川堤防の法面は、河川の流水がある側を裏法面といい、堤防で守られている側を表法面という。

誤りです。

河川側の法面が「表法面」で、堤内側の法面が「裏法面」です。

参考になった数1