2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問21 (土木 問21)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問21(土木 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

河川護岸に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 根固工は、河床洗掘を防ぎ、基礎工等を保護するために施工する。
  • 法覆工は、法勾配が緩く流速が小さな場所では、平板ブロックで施工する。
  • 高水護岸は、単断面の河川において高水時に法面を保護するために施工する。
  • 低水護岸は、低水路を維持し、高水敷の洗掘等を防止するために施工する。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、それぞれの目的や施工できる場所、構造の特徴についての理解が問われています。

選択肢1. 根固工は、河床洗掘を防ぎ、基礎工等を保護するために施工する。

正しいです。

選択肢2. 法覆工は、法勾配が緩く流速が小さな場所では、平板ブロックで施工する。

正しいです。

選択肢3. 高水護岸は、単断面の河川において高水時に法面を保護するために施工する。

誤りです。

単断面ではなく、複断面の河川において高水時に法面を保護するために施工します。

選択肢4. 低水護岸は、低水路を維持し、高水敷の洗掘等を防止するために施工する。

正しいです。

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02

この問題は、河川護岸を構成する主要な工法と、それぞれの目的について問うものです。

 

護岸は、河川の状況に応じて様々な工法が使い分けられるため、それぞれの工法の役割を正確に把握することが重要となります。

選択肢1. 根固工は、河床洗掘を防ぎ、基礎工等を保護するために施工する。

適当な記述です。

選択肢2. 法覆工は、法勾配が緩く流速が小さな場所では、平板ブロックで施工する。

適当な記述です。

選択肢3. 高水護岸は、単断面の河川において高水時に法面を保護するために施工する。

誤りです。

 

高水護岸は、多自然型の河川のように低水路と高水敷を設けた「多断面」の河川において、高水敷の法面を保護するために施工されるものであり、単断面の河川に施工するというのは適当ではありません。

選択肢4. 低水護岸は、低水路を維持し、高水敷の洗掘等を防止するために施工する。

適当な記述です。

まとめ

この問題のポイントは、「高水護岸」が「多断面」の河川に適用される工法であることを理解しているかどうかです。

 

高水護岸は、高水時のみ水が流れる高水敷の法面を保護する目的があるため、単断面の河川ではその役割を発揮できません。

 

また、低水護岸、法覆工、根固工のそれぞれの目的と役割を正確に区別して覚えることが重要です。

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