2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問36 (土木 問36)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問36(土木 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

下水道管渠の剛性管の施工における「地盤区分(代表的な土質)」と「基礎工の種類」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
  • 硬質土(硬質粘土、礫混じり土及び礫混じり砂) ――― 砕石基礎
  • 普通土(砂、ローム及び砂質粘土) ――― まくら木基礎
  • 軟弱土(シルト及び有機質土) ――― コンクリート基礎
  • 極軟弱土(非常に緩いシルト及び有機質土) ――― 砂基礎

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、下水道管渠の剛性管を布設する際に、地盤の状況(土質)に応じてどのような基礎工法が適しているかについて問うものです。

 

管渠が地盤沈下や不等沈下によって損傷するのを防ぐため、各土質に適した基礎工法を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 硬質土(硬質粘土、礫混じり土及び礫混じり砂) ――― 砕石基礎

適当な組み合わせです。

選択肢2. 普通土(砂、ローム及び砂質粘土) ――― まくら木基礎

適当な組み合わせです。

選択肢3. 軟弱土(シルト及び有機質土) ――― コンクリート基礎

適当な組み合わせです。

選択肢4. 極軟弱土(非常に緩いシルト及び有機質土) ――― 砂基礎

適当な組み合わせではありません。

 

極軟弱土は、地盤の支持力が極めて小さく、砂基礎では不十分であり、杭基礎や鋼矢板基礎、土質改良など、より高度な地盤改良と基礎工法が必要となります。

 

したがって、極軟弱土に砂基礎を適用するという組み合わせは適当ではありません。

まとめ

この問題のポイントは、地盤が軟弱になるほど、より強固で安定した基礎工法が必要となるという原則を理解しているかどうかです。

 

地耐力が低い極軟弱土には、単なる砂基礎では対応できず、杭基礎や地盤改良といったより大がかりな工法が必要となる点を明確に区別して覚えることが重要です。

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02

この問題では、地盤条件による下水道管渠の施行方法(基礎)についての理解が問われています。

選択肢1. 硬質土(硬質粘土、礫混じり土及び礫混じり砂) ――― 砕石基礎

正しいです。

選択肢2. 普通土(砂、ローム及び砂質粘土) ――― まくら木基礎

正しいです。

選択肢3. 軟弱土(シルト及び有機質土) ――― コンクリート基礎

正しいです。

選択肢4. 極軟弱土(非常に緩いシルト及び有機質土) ――― 砂基礎

誤りです。

極軟弱土では、「はしご胴木基礎」や「鳥居基礎」、「鉄筋コンクリート基礎」が適しています。

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