2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問60 (土木 問60)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問60(土木 問60) (訂正依頼・報告はこちら)

土工作業に用いる建設機械の作業能力・作業効率に関する下記の文章中の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・建設機械の作業能力は、単独又は組み合わされた一群の機械の( イ )の平均作業量で表される。
・ブルドーザの作業効率は、岩塊・玉石より砂の方が( ロ )なる。
・組み合わせた一連の作業の作業能力は、組み合わせた建設機械の中で( ハ )の作業能力によって決定される。
・建設機械の作業効率は、気象条件、地形、( ニ )等によって影響を受ける。
  • (イ)面積当たり  (ロ)大きく  (ハ)最大  (ニ)作業員の人数
  • (イ)時間当たり  (ロ)小さく  (ハ)最大  (ニ)作業場の広さ
  • (イ)時間当たり  (ロ)大きく  (ハ)最小  (ニ)作業場の広さ
  • (イ)面積当たり  (ロ)小さく  (ハ)最小  (ニ)作業員の人数

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、建設機械の作業能力や作業効率を評価する際の基本的な考え方や、それに影響を与える要因について問うものです。

特に、作業能力の単位、材料の特性による効率の変化、複数の機械を組み合わせた場合の全体の能力、そして効率に影響を与える外部要因について、適切な語句を当てはめることが求められます。

選択肢1. (イ)面積当たり  (ロ)大きく  (ハ)最大  (ニ)作業員の人数

適当な組み合わせではありません。

選択肢2. (イ)時間当たり  (ロ)小さく  (ハ)最大  (ニ)作業場の広さ

適当な組み合わせではありません。

選択肢3. (イ)時間当たり  (ロ)大きく  (ハ)最小  (ニ)作業場の広さ

適当な組み合わせです。

 

(イ)には、時間当たりが入ります。 

 

 建設機械の作業能力は、通常、単位時間あたりに処理できる土量や運搬量などで表されます。例えば、バックホウの掘削能力は「m³/h(立方メートル毎時)」、ダンプトラックの運搬能力は「t/h(トン毎時)」といった形で示されます。

 

 「面積当たり」は、例えば舗装の施工面積などで使われることがありますが、一般的な建設機械の作業量を示す単位としては「時間当たり」が最も適切です。

 

(ロ)には、大きくが入ります。

 

 砂のような粒度の細かい土は、ブレードで押しやすく、抵抗が比較的少ないため、効率よく作業を進めるため作業効率は大きくなります。

 

(ハ)には、最小が入ります。

 

 複数の建設機械を組み合わせて一連の作業(例:掘削→積込み→運搬→敷均し)を行う場合、全体の作業能力は、その中で最も作業能力が低い機械、すなわちボトルネックとなる機械の能力によって制限されます。

 

(二)には、作業場の広さがはいります。

 

 作業場の広さ(狭い場所では機械の旋回や移動に時間がかかる)、作業員の熟練度、機械の整備状況、運搬距離、土質などが作業効率に影響を与えます。 

選択肢4. (イ)面積当たり  (ロ)小さく  (ハ)最小  (ニ)作業員の人数

適当な組み合わせではありません。

まとめ

この問題は、建設機械の作業能力と作業効率に関する基本的な概念を問うものでした。特に、以下の点をしっかりと理解しておくことが重要です。

 

作業能力の単位: 一般的に「時間当たり」で表されます。

材料による効率の変化: 砂のような均質な材料は効率が良く、岩塊のような不均質な材料は効率が低下します。

複合作業のボトルネック: 一連の作業全体の能力は、最も能力の低い機械(最小の能力)によって決まります。

効率に影響する要因: 気象、地形、作業場の広さ、作業員の熟練度、機械の状態など、様々な要因が効率に影響します。

参考になった数0