2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問66 (土木 問66)
問題文
①ICT建設機械での施工は、生産性の向上や働き方改革への対応と品質管理への活用等が期待されている。
②盛土の締固めは、法面の安定や土の支持力の増加等、必要な強度特性が得られるように行う。
③工法規定方式では、締固め機械の機種や締固め回数、盛土材料の敷均し厚さ等を規定する。
④品質規定方式では、締固めの工法を発注者が決定して、施工者に指示する。
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問66(土木 問66) (訂正依頼・報告はこちら)
①ICT建設機械での施工は、生産性の向上や働き方改革への対応と品質管理への活用等が期待されている。
②盛土の締固めは、法面の安定や土の支持力の増加等、必要な強度特性が得られるように行う。
③工法規定方式では、締固め機械の機種や締固め回数、盛土材料の敷均し厚さ等を規定する。
④品質規定方式では、締固めの工法を発注者が決定して、施工者に指示する。
- ①②
- ③④
- ①②③
- ②③④
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この過去問の解説 (1件)
01
盛土の締固めは、構造物の安定性や支持力に直結するため、適切な品質管理が不可欠です。
工法規定方式と品質規定方式のそれぞれの特徴や、ICT技術が品質管理にどのように影響するか理解しておくことがポイントとなります。
適当な組み合わせではありません。
適当な組み合わせではありません。
適当な組み合わせです。
① ICT建設機械での施工は、生産性の向上や働き方改革への対応と品質管理への活用等が期待されている。
ICT建設機械(情報化施工機械)は、GPSやGNSSなどの測位システム、設計データ、情報通信技術などを活用し、自動制御や作業の可視化を可能にするものです。これにより、生産性の向上(効率的な施工)、働き方改革への対応(省人化、作業負担軽減)、そして品質管理への活用(締固め回数の管理、施工履歴の記録などによる品質の均一化・向上)が期待されています。
この記述は、ICT建設機械の期待される効果として正確であり、適当です。
② 盛土の締固めは、法面の安定や土の支持力の増加等、必要な強度特性が得られるように行う。
盛土の締固めの目的は、土を密にすることで、土の強度(せん断強度など)を増加させ、圧縮性を減少させ、透水性を低下させることです。これにより、盛土全体の安定性(法面の崩壊防止など)が向上し、上部に構築される構造物や路床に対する支持力が増加します。
この記述は、盛土の締固めの主要な目的として正確であり、適当です。
③ 工法規定方式では、締固め機械の機種や締固め回数、盛土材料の敷均し厚さ等を規定する。
工法規定方式(規定方式)とは、盛土の締固めにおいて、発注者側が具体的な施工方法(工法)を細かく指定する方式です。これには、使用する締固め機械の機種、締固め回数、盛土材料の敷均し厚さなどが含まれます。施工者は、この規定された工法に従って作業を進めます。
この記述は、工法規定方式の特徴を正確に表しており、適当です。
④ 品質規定方式では、締固めの工法を発注者が決定して、施工者に指示する。
品質規定方式(仕様規定方式)とは、盛土の締固めにおいて、最終的な締固め品質(例:目標とする締固め度やCBR値など)のみを発注者が規定し、その品質を達成するための具体的な施工方法(工法)は施工者に任せる方式です。したがって、「締固めの工法を発注者が決定して、施工者に指示する」のは工法規定方式の特徴であり、品質規定方式の特徴ではありません。
適当な組み合わせではありません。
適当な記述は①、②、③です。
① ICT建設機械の期待効果:適当
② 盛土締固めの目的:適当
③ 工法規定方式の特徴:適当
④ 品質規定方式の特徴:不適当
したがって、適当なもののみを全てあげている組合せは、①、②、③となります。
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