2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問72 (鋼構造物塗装 問6)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問72(鋼構造物塗装 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

塗装の維持管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 塗装の維持管理は、供用後、適切な頻度と方法で点検を行い、防食の劣化や損傷状態を評価すると共に、必要に応じて補修を行い、所要の機能を満たす状態とすることが大切である。
  • 維持管理計画は、少なくとも点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法ならびに補修方法について考慮することが望ましい。
  • 点検施設は、防食性能について配慮すると共に、点検や補修作業で使用する場合においては、あらかじめ損傷確認や安全性確保を行うと良い。
  • 初回の定期点検は、環境への適性やその後の維持管理を効率的に行うための初期状態を把握するために、完成直後に行うのが良い。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、鋼構造物の塗装の維持管理計画、点検、補修に関する基本的な考え方と実施時期について問うものです。

各記述が、維持管理の目的、計画内容、点検作業時の安全、および点検時期の妥当性について、適切な内容であるかを判断することが重要です。

選択肢1. 塗装の維持管理は、供用後、適切な頻度と方法で点検を行い、防食の劣化や損傷状態を評価すると共に、必要に応じて補修を行い、所要の機能を満たす状態とすることが大切である。

この記述は、維持管理計画の考慮事項として正確であり、適当です。

 

選択肢2. 維持管理計画は、少なくとも点検時期、点検方法、劣化や損傷の判定方法、防食の適切な補修時期の判定方法ならびに補修方法について考慮することが望ましい。

この記述は、維持管理計画の考慮事項として正確であり、適当です。

選択肢3. 点検施設は、防食性能について配慮すると共に、点検や補修作業で使用する場合においては、あらかじめ損傷確認や安全性確保を行うと良い。

この記述は、点検・補修作業時の安全管理と塗装保護への配慮として正確であり、適当です。

選択肢4. 初回の定期点検は、環境への適性やその後の維持管理を効率的に行うための初期状態を把握するために、完成直後に行うのが良い。

この記述は、定期点検の目的とは異なるため、適当ではありません

 

「定期点検」とは、一般的に、構造物が供用されてから一定期間が経過した後に、その経年劣化や損傷の進行度合いを評価するために行われる点検を指します。

よって、完成直後に行うものではありません。

まとめ

塗装の維持管理は、鋼橋の長期的な性能維持に不可欠であり、各点検や補修の目的と適切な実施時期を理解しておくことが重要です。

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