2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問84 (鋼構造物塗装 問18)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問84(鋼構造物塗装 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

塗装の禁止条件に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 無機ジンクリッチペイントは、気温0℃以下、湿度85%以上の場合、塗装してはならない。
  • 無溶剤形変性エポキシ樹脂塗料は、気温30℃以上、湿度85%以上の場合、塗装してはならない。
  • 鉛・クロムフリー錆止めペイントは、気温10℃以下、湿度85%以上の場合、塗装してはならない。
  • 超厚膜形エポキシ樹脂塗料は、気温5℃以下、湿度50%以下の場合、塗装してはならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、特定の種類の塗料と、それらに適用される塗装禁止条件(気温、湿度)の組み合わせについて、どれが適当であるかを問うものです。

各塗料の特性と、一般的な塗装基準を照らし合わせて判断する必要があります。

選択肢1. 無機ジンクリッチペイントは、気温0℃以下、湿度85%以上の場合、塗装してはならない。

この記述は適当ではありません。

 

多くの塗料、特に化学反応で硬化するタイプは、一般的に5℃以下での塗装が禁止されます。

0℃以下はほとんどの塗料で不適切です。

 

選択肢2. 無溶剤形変性エポキシ樹脂塗料は、気温30℃以上、湿度85%以上の場合、塗装してはならない。

この記述は、無溶剤形変性エポキシ樹脂塗料の特性と、高温高湿の環境下で生じる問題点を正確に捉えており、一般的な塗装基準に照らしても適当な禁止条件の組み合わせです。

 

選択肢3. 鉛・クロムフリー錆止めペイントは、気温10℃以下、湿度85%以上の場合、塗装してはならない。

この記述は適当ではありません。

 

多くの塗料は5℃まで塗装可能であり、10℃以下はやや気温が低い条件ではありますが、一律に塗装禁止となるほどの低温ではありません。特別な低温用塗料でなくても、5℃以上であれば塗装可能です。

選択肢4. 超厚膜形エポキシ樹脂塗料は、気温5℃以下、湿度50%以下の場合、塗装してはならない。

この記述は適当ではありません。

 

エポキシ樹脂塗料の場合、高湿度は問題となりますが、低湿度は一般的に塗装の禁止条件にはなりません

まとめ

塗装作業は、塗料の特性と気象条件を深く理解し、適切な判断を下すことが、最終的な塗膜の性能と耐久性を保証するために極めて重要です。

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