2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問99 (鋼構造物塗装 問33)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問99(鋼構造物塗装 問33) (訂正依頼・報告はこちら)

塗料の攪拌及び調合に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 塗料を使用する際は、攪拌機や攪拌棒を用いて十分に攪拌して、缶内の塗料を均一な状態にする必要がある。
  • 一液一粉末形の塗料を調合する際は、塗料を十分に攪拌しながら粉末を少量ずつ投入しなければならない。
  • 機械攪拌を行う際は、溶剤の揮発が促進され塗料粘度が著しく減少したり、空気の巻込みによる泡が発生することがあるので注意する。
  • 多液混合形の塗料を調合する際は、施工条件チェックシート等に指示された割合に従って正確に行わなければならない。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、塗料を使用する前の基本的な攪拌作業、粉末状の成分を含む塗料の調合方法、機械攪拌時の注意点、そして多液形塗料の正確な混合比に関する知識を問うものです。

塗料の物理的・化学的特性を理解し、それぞれの状況に応じた適切な作業手順を把握しているかが、解答の鍵となります。

選択肢1. 塗料を使用する際は、攪拌機や攪拌棒を用いて十分に攪拌して、缶内の塗料を均一な状態にする必要がある。

この記述は、塗料使用前の基本的な準備作業として正確であり、適当です。

選択肢2. 一液一粉末形の塗料を調合する際は、塗料を十分に攪拌しながら粉末を少量ずつ投入しなければならない。

この記述は、粉末成分を含む塗料の調合方法として正確であり、適当です。

 

選択肢3. 機械攪拌を行う際は、溶剤の揮発が促進され塗料粘度が著しく減少したり、空気の巻込みによる泡が発生することがあるので注意する。

この記述は適当ではありません。

 

機械攪拌によって溶剤揮発が促進されると「粘度が著しく減少する」という点が誤りです。

実際には溶剤揮発により固形分濃度が高まり、粘度は上昇します。

 

選択肢4. 多液混合形の塗料を調合する際は、施工条件チェックシート等に指示された割合に従って正確に行わなければならない。

この記述は、多液形塗料の調合に関する最も基本的なかつ重要なルールであり、適当です。

まとめ

塗料の攪拌・調合は、その後の塗装作業の成否と塗膜の品質を決定づける重要な工程ですので、正確な知識と丁寧な作業が求められます。

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