2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問113 (鋼構造物塗装 問47)
問題文
・電導度法の長所は、測定面から塩分を( イ )させ、その濃度を測定するので測定値が素材の状態に左右されないことである。
・( ロ )法の短所は、簡易法の検知管で測定すると目盛りが粗く、精度が低くなることが懸念されることである。
・( ハ )法の長所は、測定面積が( ニ )、採取試料量も多いため検知管で塩化物イオン量を測定しても誤差が少なく、測定直後に塩化物の付着量の値が明確に判断でき、塩分の除去後の管理にも適用できることである。
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問題
2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問113(鋼構造物塗装 問47) (訂正依頼・報告はこちら)
・電導度法の長所は、測定面から塩分を( イ )させ、その濃度を測定するので測定値が素材の状態に左右されないことである。
・( ロ )法の短所は、簡易法の検知管で測定すると目盛りが粗く、精度が低くなることが懸念されることである。
・( ハ )法の長所は、測定面積が( ニ )、採取試料量も多いため検知管で塩化物イオン量を測定しても誤差が少なく、測定直後に塩化物の付着量の値が明確に判断でき、塩分の除去後の管理にも適用できることである。
- (イ)溶出 (ロ)ブレッセル (ハ)ガーゼ拭き取り (ニ)広く
- (イ)溶出 (ロ)ガーゼ拭き取り (ハ)ブレッセル (ニ)小さく
- (イ)凝固 (ロ)ブレッセル (ハ)ガーゼ拭き取り (ニ)小さく
- (イ)凝固 (ロ)ガーゼ拭き取り (ハ)ブレッセル (ニ)広く
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は、鋼橋塗装の品質を左右する「付着塩分量」の測定方法について、その原理や長所・短所を正しく理解しているかを問うています。「電導度法」「ブレッセル法」「ガーゼ拭き取り法」といったカタカナや専門用語が出てきますが、それぞれの方法が「どのように塩分を測るのか」をイメージすることが攻略の鍵です。
適当な組み合わせです。
(イ)溶出:電導度法は、鋼材表面に付着した塩分を純水などの溶媒で溶出させて、その液体が電気をどれだけ通しやすいかを測定することで、間接的に塩分濃度を測る方法です。
(ロ)ブレッセル:ブレッセル法は、ゴム製の特殊なパッチを鋼材表面に貼り付け、その中に少量の純水を注入して塩分を溶出させ、注射器で回収して測定する方法です。
(ハ)ガーゼ拭き取り(ニ)広く
(ハ)と(ニ)はセットで考えると分かりやすいです。
これは、純水で湿らせたガーゼ等で比較的広い面積を拭き取り、そのガーゼに含まれる塩分全体を測定する「ガーゼ拭き取り法」の特徴です。測定面積が広く、広範囲の平均的な塩分量を測定できるため、測定の誤差が少なくなります。
適当な組み合わせではありません。
適当な組み合わせではありません。
適当な組み合わせではありません。
それぞれの測定方法のイメージを頭に描きながら、その特徴を覚えることが、この問題を解くための最も重要なポイントです。
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