2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問118 (薬液注入 問5)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問118(薬液注入 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

地盤改良工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • バイブロフローテーション工法は、緩い砂質地盤や軟弱粘土地盤に適用し、鋼管を貫入して管内に砂を投入し、鋼管を引き上げながら管内の砂に振動と圧力を加えて締め固め、砂柱を形成する工法である。
  • 薬液注入工法は、土の間隙に注入材を注入することによって地盤を改良し、地盤の透水性の減少、強度増加及び液状化防止等を図る工法である。
  • 深層混合処理工法は、主として石灰やセメント系の安定材と基盤地盤の軟弱土とを地中で強制的に混合することにより、固結した柱状・壁状・ブロック状等の混合処理土を形成させる工法である。
  • プレロード工法は、構造物あるいは構造物に隣接する盛土等の荷重と同等又はそれ以上の盛土荷重を載荷して、粘性土地盤の圧密を十分進行させ、地盤の強度増加を図る工法である。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、主要な「地盤改良工法」について、その工法の名称、適用される地盤、そして工法の原理や目的が正しく記述されているかを問うています。

選択肢1. バイブロフローテーション工法は、緩い砂質地盤や軟弱粘土地盤に適用し、鋼管を貫入して管内に砂を投入し、鋼管を引き上げながら管内の砂に振動と圧力を加えて締め固め、砂柱を形成する工法である。

この記述は適当ではありません。

 

バイブロフローテーション工法は、振動によって粒子を再配列させて密度を高める工法であり、主に「緩い砂質土地盤」を対象とします。

粘着力のある「軟弱粘土地盤」には、振動を与えても締固め効果がほとんど得られないため、通常は適用されません。

選択肢2. 薬液注入工法は、土の間隙に注入材を注入することによって地盤を改良し、地盤の透水性の減少、強度増加及び液状化防止等を図る工法である。

適当な記述です。

選択肢3. 深層混合処理工法は、主として石灰やセメント系の安定材と基盤地盤の軟弱土とを地中で強制的に混合することにより、固結した柱状・壁状・ブロック状等の混合処理土を形成させる工法である。

適当な記述です。

選択肢4. プレロード工法は、構造物あるいは構造物に隣接する盛土等の荷重と同等又はそれ以上の盛土荷重を載荷して、粘性土地盤の圧密を十分進行させ、地盤の強度増加を図る工法である。

適当な記述です。

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