2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問126 (薬液注入 問13)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問126(薬液注入 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

薬液注入工事の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 薬液注入工事における施工管理項目は、施工技術、環境保全及び安全の項目がある。
  • 施工技術管理は、施工に際して、設計及び施工計画に定められた内容を正確に守って施工しているかを管理する。
  • 環境保全のための管理は、薬液注入に伴う振動や大気汚染の防止が主体である。
  • 安全確保のための管理には、薬液材料の取扱いや機械装置類の運転時の管理等がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、薬液注入工事における施工管理の項目と、その具体的な内容について問うものです。 

 

工事の品質を確保するとともに、周辺環境への影響を最小限に抑え、作業員の安全を守るための管理項目を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 薬液注入工事における施工管理項目は、施工技術、環境保全及び安全の項目がある。

適当な記述です。

選択肢2. 施工技術管理は、施工に際して、設計及び施工計画に定められた内容を正確に守って施工しているかを管理する。

適当な記述です。

選択肢3. 環境保全のための管理は、薬液注入に伴う振動や大気汚染の防止が主体である。

誤りです。

 

環境保全のための管理は、注入材の漏出や地下水への汚染、注入に伴う地盤隆起・沈下、近隣の井戸水への影響などを防止することが主体であり、注入工事は一般的に振動や大気汚染をほとんど発生させないため、「振動や大気汚染の防止が主体である」という記述は適当ではありません。

選択肢4. 安全確保のための管理には、薬液材料の取扱いや機械装置類の運転時の管理等がある。

適当な記述です。

まとめ

この問題のポイントは、薬液注入工事の環境保全管理の主体が「注入材の漏出・地下水汚染」や「地盤変動」の防止であることと、振動・大気汚染は主な管理対象ではないことを理解しているかどうかです。

 

薬液注入工事は、杭打ちや発破などと異なり、大きな振動や騒音を伴わないという点を明確に区別して覚えることが重要です。

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