2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問128 (薬液注入 問15)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問128(薬液注入 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

1.5ショット方式の薬液注入に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • A、B2液が注入管頭部で合流し、注入管内で混合される2液1系統注入と呼ばれる注入方式である。
  • A、B2液の比重差や粘度差が大きいときには、2液が十分混合されないことも起こりうる。
  • A、B2液のゲル化時間が数時間の注入材を用いる。
  • A、B2液が注入管内を流れている間はゲル化しないように、余裕をもった注入時間を設定する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、薬液注入工法の1つである1.5ショット方式の特徴について問うものです。 

 

この方式は、注入材のA液とB液の混合方法に特徴があり、その混合の原理やそれに伴う施工上の注意点を正確に把握しておくことが重要です。

選択肢1. A、B2液が注入管頭部で合流し、注入管内で混合される2液1系統注入と呼ばれる注入方式である。

適当な記述です。

選択肢2. A、B2液の比重差や粘度差が大きいときには、2液が十分混合されないことも起こりうる。

適当な記述です。

選択肢3. A、B2液のゲル化時間が数時間の注入材を用いる。

誤りです。

 

通常、数分から数十分程度のゲル化時間の注入材が用いられ、数時間といった極端に長いゲル化時間の注入材は一般的ではありません。

選択肢4. A、B2液が注入管内を流れている間はゲル化しないように、余裕をもった注入時間を設定する。

適当な記述です。

まとめ

この問題のポイントは、1.5ショット方式が管内混合方式であり、注入材の混合とゲル化のタイミングが施工の成否を分けるという点を理解しているかどうかです。

 

特に、注入管内でゲル化が進んでしまうと注入ができなくなるため、数分から数十分程度の「ゲルタイムが比較的長い」注入材は用いますが、「数時間」と極端に長いゲル化時間を持つ注入材は一般的ではないという点を明確に区別して覚えることが重要です。

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