2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問159 (薬液注入 問46)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問159(薬液注入 問46) (訂正依頼・報告はこちら)

注入材料の品質管理に関する下記の文章中の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。

・注入材料の受入・保管については、材料の品質や数量等の重要な管理のほとんどは、一般に( イ )で行われている。
・( イ )では、材料のストックヤードから調合装置、注入ポンプ及び( ロ )等の機器を通し、注入孔番や深度を注入口元で確認する等、必要に応じてさまざまな管理を行う。
・薬液の注入施工中に行う材料の品質管理項目には、( ハ )や( ニ )がある。
  • (イ)プラント  (ロ)流量計  (ハ)配合試験  (ニ)ゲル化時間の測定
  • (イ)プラント  (ロ)比重計  (ハ)配合試験  (ニ)pHの測定
  • (イ)製造工場  (ロ)流量計  (ハ)水ガラスの品質証明  (ニ)pHの測定
  • (イ)製造工場  (ロ)比重計  (ハ)水ガラスの品質証明  (ニ)ゲル化時間の測定

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、薬液注入工事で使用する材料の品質管理について、その管理が行われる場所や、具体的な管理項目を問うものです。

 

 注入材の品質は、その製造段階から現場での調合、注入までの全工程で管理される必要があり、そのための知識が求められます。

選択肢1. (イ)プラント  (ロ)流量計  (ハ)配合試験  (ニ)ゲル化時間の測定

適当な記述です。

 

(イ)について、注入材料の受入や保管、そしてその配合など、品質に関する重要な管理のほとんどは、一般的に現場に設置された「プラント」で行われます。

(ロ)について、プラントでは、材料のストックヤードから調合装置、注入ポンプを経て、注入量を確認するための「流量計」などを通して、注入孔や深度を確認しながら管理を行います。

(ハ)と(ニ)について、薬液の注入施工中に行う材料の品質管理項目には、設計配合通りの材料が使用されているかを確認する「配合試験」や、薬液が固まるまでの時間を測定する「ゲル化時間の測定」などがあります。水ガラスの品質証明は、注入材の製造段階での管理項目であり、施工中に毎回行うものではありません。

選択肢2. (イ)プラント  (ロ)比重計  (ハ)配合試験  (ニ)pHの測定

誤りです。

選択肢3. (イ)製造工場  (ロ)流量計  (ハ)水ガラスの品質証明  (ニ)pHの測定

誤りです。

選択肢4. (イ)製造工場  (ロ)比重計  (ハ)水ガラスの品質証明  (ニ)ゲル化時間の測定

誤りです。

まとめ

この問題のポイントは、材料の品質管理が「現場のプラント」で実施されること、そしてその管理項目が「配合試験」や「ゲル化時間の測定」など、施工中の品質に直接関わるものであることを理解しているかどうかです。

 

特に、「流量計」は注入量を管理する重要な機器であり、ゲル化時間は注入効果を左右する重要な要素であるという点を押さえておくことが重要です。

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