2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問17 (土木(ユニットC) 問1)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問17(土木(ユニットC) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

土木材料として用いられる鋼材の力学的性質に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 鋼材は、応力度が弾性限度に達するまでは弾性を示す。
  • 鋼材は、応力度が弾性限度を超えると塑性を示す。
  • 鋼材は、塑性領域では、応力度をゼロに戻してもひずみが残る。
  • 鋼材は、永久ひずみが生じない塑性領域内で使用される。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、鋼材の応力とひずみの関係、特に「弾性」と「塑性」という力学的性質について問うものです。

 

 鋼材が外力によってどのように変形するかを理解することは、構造物の安全性を評価する上で不可欠な知識です。

選択肢1. 鋼材は、応力度が弾性限度に達するまでは弾性を示す。

適当です。

選択肢2. 鋼材は、応力度が弾性限度を超えると塑性を示す。

適当です。

選択肢3. 鋼材は、塑性領域では、応力度をゼロに戻してもひずみが残る。

適当です。

選択肢4. 鋼材は、永久ひずみが生じない塑性領域内で使用される。

誤りです。

 

一般的な土木構造物では、鋼材が永久ひずみを生じない「弾性領域」内で使用されるのが原則です。

まとめ

この問題のポイントは、「弾性領域」と「塑性領域」の定義を正確に区別しているかどうかです。

 

弾性領域では外力を取り除けばひずみがゼロに戻りますが、塑性領域では外力を取り除いても永久ひずみが残ります。

 

一般的な構造物では、安全性を確保するために、永久ひずみが生じない「弾性領域」内で鋼材を使用するという点を正確に把握しておくことが重要です。

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02

この問題は鋼材の応力とひずみの関係を理解しているかどうかを確認する問題で、

特に「弾性」と「塑性」という材料の基本的な性質の違いが問われています。

構造物を安全に設計するために必要な知識となります。

選択肢1. 鋼材は、応力度が弾性限度に達するまでは弾性を示す。

適当です。

選択肢2. 鋼材は、応力度が弾性限度を超えると塑性を示す。

適当です。

選択肢3. 鋼材は、塑性領域では、応力度をゼロに戻してもひずみが残る。

適当です。

選択肢4. 鋼材は、永久ひずみが生じない塑性領域内で使用される。

誤りです。

鋼材は、塑性領域に入るとひずみが発生し、元の形に戻らなくなってしまいます。

そのため、構造物に用いる鋼材は、弾性領域で使用することが基本となります。

まとめ

下記のように整理してみるとわかりやすいです。

・弾性・・・元に戻る範囲
・塑性・・・元に戻らない範囲

試験では、鋼材は必ず弾性領域で使うと覚えておきましょう。

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