2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問32 (土木(ユニットC) 問16)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問32(土木(ユニットC) 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道工事における軌道の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • バラスト道床は、強固で耐摩耗性に優れ、単位容積質量が大きい砕石を選定する。
  • バラスト道床は、安価で施工・保守が容易であり、定期的な軌道の修正・修復は不要である。
  • 路床表面には、横断排水勾配を設け、表面付近の玉石・木根等を除去し平滑に仕上げる。
  • マクラギは、列車荷重を支持するのに十分な強度を有し、耐用年数が長いものを選択する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、鉄道軌道を構成する主要な要素であるバラスト道床、路床、マクラギの特性や施工上の留意点について問うものです。

 

 これらの部材は、列車の荷重を支え、振動を吸収し、安定した軌道を維持する役割を担っており、その選定と施工には特別な配慮が求められます。

選択肢1. バラスト道床は、強固で耐摩耗性に優れ、単位容積質量が大きい砕石を選定する。

適当です。

選択肢2. バラスト道床は、安価で施工・保守が容易であり、定期的な軌道の修正・修復は不要である。

誤りです。

 

バラスト道床は、砕石を用いるため安価で、施工や保守が比較的容易ですが、列車の走行によって道床が乱れ、軌道がゆがむことがあるため、定期的な軌道の修正・修復が必要です。

選択肢3. 路床表面には、横断排水勾配を設け、表面付近の玉石・木根等を除去し平滑に仕上げる。

適当です。

選択肢4. マクラギは、列車荷重を支持するのに十分な強度を有し、耐用年数が長いものを選択する。

適当です。

まとめ

この問題のポイントは、バラスト道床の保守に関する基本的な事実を理解しているかどうかです。

バラスト道床は、列車の走行によって状態が変化するため、定期的な軌道の修正や修復が不可欠であるという点を正確に把握しておくことが重要です。

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