2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問56 (土木(ユニットE) 問9)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問56(土木(ユニットE) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

呼び強度21、スランプ12cmと指定したレディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の試験結果について、各項目の判定基準を満足しないものは次のうちどれか。
  • 塩化物イオン量の試験結果は、0.1kg/m3であった。
  • スランプ試験の結果は、15.0cmであった。
  • 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、21.5N/mm2であった。
  • 1回の圧縮強度試験結果は、20.5N/mm2であった。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、レディーミクストコンクリートの品質を管理するための試験項目である塩化物イオン量、スランプ、圧縮強度について、JISで定められた判定基準と照らし合わせて、不適合なものを選び出すものです。 

 

コンクリートの品質が、構造物の性能と耐久性に直結するため、これらの基準を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 塩化物イオン量の試験結果は、0.1kg/m3であった。

合格です。

選択肢2. スランプ試験の結果は、15.0cmであった。

満たしていません。

 

スランプの許容差は、指定値が10cm超20cm以下の場合は±2.5cmです。

 

したがって、指定値12cmのスランプの許容範囲は、9.5cmから14.5cmとなります。試験結果は15.0cmであり、許容範囲を超えているため、判定基準を満足しません。

選択肢3. 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、21.5N/mm2であった。

合格です。

選択肢4. 1回の圧縮強度試験結果は、20.5N/mm2であった。

合格です。

まとめ

この問題のポイントは、レディーミクストコンクリートの各品質項目の許容差や判定基準を正確に覚えているかどうかです。

 

特に、スランプの許容差は、指定値が10cm超20cm以下の場合、±2.5cmであるという点を正確に把握しておくことが重要です。

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