2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問64 (土木(ユニットE) 問17)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問64(土木(ユニットE) 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

移動式クレーンを用いた作業において、事業者が行うべき事項に関する下記の文章中の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、クレーン等安全規則上、正しいものは次のうちどれか。

・強風のため、移動式クレーンの作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を( イ )しなければならない。
・移動式クレーンの運転者及び( ロ )者が当該移動式クレーンの定格荷重を常時知ることができるよう、表示等の措置を講じなければならない。
・移動式クレーンの作業においては、原則として( ハ )を行う者を指名しなければならない。
・移動式クレーンの運転者を、荷をつったままで( ニ )から離れさせてはならない。
  • (イ)中止  (ロ)合図  (ハ)監視  (ニ)運転位置
  • (イ)注意して実施  (ロ)合図  (ハ)監視  (ニ)旋回範囲
  • (イ)中止  (ロ)玉掛け  (ハ)合図  (ニ)運転位置
  • (イ)注意して実施  (ロ)玉掛け  (ハ)合図  (ニ)旋回範囲

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、移動式クレーンを用いた作業において、事業者が講じるべき安全対策について、特に強風時の措置、定格荷重の表示、作業指揮者の指名、および運転者の離席に関する規則を問うものです。 

 

これらの規則は、クレーン作業における危険を未然に防ぎ、労働者の安全を確保するために不可欠です。

 

選択肢1. (イ)中止  (ロ)合図  (ハ)監視  (ニ)運転位置

誤りです。

選択肢2. (イ)注意して実施  (ロ)合図  (ハ)監視  (ニ)旋回範囲

誤りです。

選択肢3. (イ)中止  (ロ)玉掛け  (ハ)合図  (ニ)運転位置

適当です。

選択肢4. (イ)注意して実施  (ロ)玉掛け  (ハ)合図  (ニ)旋回範囲

誤りです。

まとめ

この問題のポイントは、クレーン等安全規則における、特に移動式クレーンに関する各規定を正確に覚えているかどうかです。

 

強風時の作業中止、定格荷重の周知対象者、作業指揮者の役割、および運転者の離席禁止のルールを正確に把握しておくことが重要です。

 

クレーン等安全規則第68条では、強風のため、移動式クレーンの作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければならないと定めています。したがって、「(イ)中止」が当てはまります。

 

クレーン等安全規則第70条では、移動式クレーンの運転者および玉掛けを行う者が、当該移動式クレーンの定格荷重を常時知ることができるように、表示等の措置を講じなければならないと定めています。したがって、「(ロ)玉掛け」が当てはまります。

 

クレーン等安全規則第66条では、事業者は、移動式クレーンを用いて作業を行う際は、作業を直接指揮する者(作業指揮者)を指名しなければならないと定めています。この作業指揮者は、玉掛けを行う者と連携して安全に作業を進めるための「合図」を送る役割も担っています。

 

クレーン等安全規則第69条では、移動式クレーンの運転者を、荷をつったままで運転位置から離れさせてはならないと定めています。したがって、「(ニ)運転位置」が当てはまります。

 

これらのことから、正しい組合せは「(イ)中止、(ロ)玉掛け、(ハ)合図、(ニ)運転位置」となります。

 

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