二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科1(建築計画) 問14
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 地域図書館において、書架を設置しない40席の閲覧室の床面積を、56m2とした。
- 地域図書館において、閲覧室の出納システムは、開架式とした。
- 保育所において、4歳児を対象とした定員20人の保育室の床面積を、45m2とした。
- 保育所において、保育室は、昼寝の場と食事の場とを分けて設けた。
- 小学校において、低学年は総合教室型とし、高学年は特別教室型とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、閲覧室の所要面積は 1.6 〜 3.0 ㎡/席 です。1.6 以上と覚えましょう。
40 席では 64 ㎡ 以上必要なため、足りないということになります。
2、地域図書館は貸し出しが主となります。
そのため多くの人が書籍に触れやすいように開架式とするのが一般的です。
3、保育室の所要面積は 1.98㎡/人 です。
20 人では 40 ㎡ 程度あればいいので 45 ㎡ であれば問題ありません。
4、食寝分離になります。
幼児の対応であったり衛生面などから、分離することが必要です。
5、総合教室型はすべての科目を一つの教室で行う形式です。
一方で、特別教室型はクラスルームでは普通の授業を行い、理科の実験や、音楽などを他教室に移動して行うという形式です。
そのため低学年では移動のしなくて済む総合教室型とし、
高学年にはある程度充実した環境で授業ができるように特別教室型とします。
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02
設問1 閲覧室の必要面積は1.6㎡〜3.0㎡です。
設問2 地域図書館は誰でも利用することができる図書館なので、開架式が多いです。
設問3 保育室の必要面積は1.98㎡/人です。
1.98×20人=39.6㎡以上必要です。
設問4 保育所では就寝の場と活動の場を分離することが望ましいです。
設問5 総合教室型は一つの教室で様々な教科の授業をする方式で、特別教室型は主要な教科はクラスで行い、理科や音楽などは他の教室で行う方式です。
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03
設問「2、4、5」は明らかに正しいため「1、3」の2択となります。
ここで、保育所の保育室(遊戯室)の面積基準は、幼児1人につき1.98平方メートルとされていることから、設問「3」は最低基準をクリアした面積となっており、設問「1」が不適当となります。
なお、設問「1」については、図書館において、書架のない閲覧室の床面積は、1席あたり2.0~3.0㎡程度が標準的とされています。机のサイズ(1人掛け~6人掛け等)等によっても必要面積は異なりますが、設問の設計では、1席あたり約1.4㎡となり、いずれにせよやや不足していると言えます。
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