二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科2(建築法規) 問16

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問題

二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科2(建築法規) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような敷地において、建築基準法上、新築することができる建築物の延べ面積(同法第52条第1項に規定する容積率の算定の基礎となる延べ面積)の最高限度は、次のうちどれか。ただし、図に記載されているものを除き、地域、地区等及び特定行政庁の指定等はないものとする。
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  • 360m2
  • 432m2
  • 540m2
  • 648m2
  • 750m2

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この過去問の解説 (3件)

01

建築基準法第52条9項より、
① 前面道路が6m以上12m未満(Wr)
② ①が幅員15m以上の特定道路に接続されている
③ 当該特定道路から70m以内に接する部分(L)
上記に当てはまると、Wa =( 12 - Wr )( 70 - L ) / 70 の式が使えます。

Wa = ( 12 - 6 )( 70 - 56 ) / 70
  = 1.2
上記により全面道路幅員6mに1.2mを足して計算をすることが出来ます。

当該敷地は近隣商業地域の為
( 6m + 1.2m ) × 0.6 × 100% = 432%

敷地面積は 10m × 15m = 150㎡
延べ面積の最低限度は 150㎡ × 432% = 648㎡ となります。

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02

正解は4です。

まず特定道路に接続されているためその緩和を算出します。
法第52条 第9項より Wa = (12-Wr)(70-L) / 70 を用います。
今回、Wr = 6 m(前面道路幅員)、L = 56 m(特定道路までの距離)となるため、
Wa = 1.2 m となります。

次にこの 1.2 m を前面道路に加算した 7.2 m で前面道路幅員による容積率を算出します。
法第52条 第2項により 7.2 m × 6 / 10 = 43.2 / 10

容積率の限度は最小値を使うので 43.2 / 10 で算出していきます。

敷地面積は、10 m × 15 m = 150 ㎡
延べ面積は、150 ㎡ × 43.2 / 10 = 648 ㎡

延べ面積の最高限度は、648 ㎡ となります。

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03

前面道路が幅員15メートル以上の特定道路に接続するため、法第52条第9項により、

 Wa = (12-Wr)(70-L)/70
 Wr = 6、L = 56 となるため、Wa = 1.2

 これをもとに、法第52条第2項により
 (6+1.2)m × 6/10 = 43.2/10
 当該敷地の容積率は 432%

 敷地面積は、10m × 15m = 150㎡のため、
 150㎡ × 4.32 = 648㎡ が、延べ面積の最高限度となります。

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