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二級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科3(建築構造) 問11

問題

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木造2階建の建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
枠組壁工法において、耐力壁線によって囲まれた部分の水平投影面積を60m2としたので、床版の枠組材と床材とを緊結する部分を構造耐力上有効に補強した。
   2 .
地震力に対して必要な耐力壁の有効長さ(必要壁量)は、多雪区域であったので、垂直積雪量に応じて割り増した値とした。
   3 .
瓦葺き屋根としたので、1階の柱の小径を、支点間距離(構造耐力上主要な部分である横架材の相互間の垂直距離)の1/22とした。
   4 .
壁量の算定において、構造用面材と筋かいを併用するに当たり、軸組の倍率は、それぞれの倍率の和が5を超える場合であっても、5とした。
   5 .
筋かいと間柱が交差する部分においては、筋かいのほうを欠き込んだ。
( 二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科3(建築構造) 問11 )
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この過去問の解説 (3件)

13
正解は5です。


1、枠組壁工法において原則、耐力壁線によって囲まれた部分の水平投影面積は40㎡以下としなければいけません。
ただし、床版の枠組材と床材とを緊結する部分を構造耐力上有効に補強した場合は60㎡以下とすることができます。
したがって正しい記述となります。

2、地震力に対して必要な耐力壁の有効長さ(必要壁量)は多雪区域の場合、積雪を考慮して割り増す必要があります。
その基準は積雪量1㎝につき3kg/㎡として計算し、その0.35倍した値を応力に加算し、壁量を割り増しします。
したがって正しい記述となります。

3、瓦葺き屋根の場合、2階建ての1階の柱の小径は、支点間距離(構造耐力上主要な部分である横架材の相互間の垂直距離)の1/22以上または1/28以上としなければいけません。
したがって正しい記述となります。

4、軸組の倍率は、最大でも5までとされています。
そのため、それぞれの倍率の和が5を超える場合であっても5としなければいけません。
したがって正しい記述となります。

5、筋かいと間柱が交差する部分は、間柱を欠き込みます。
筋交いは構造上重要な部材であるため欠き込むことはしてはいけません。
したがって誤りの記述となります。

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4
正解は5

筋交いとは、建築物の柱と柱の間に
斜めに入れる耐震補強部材です。
筋交いを欠き込むと補強の意味がなくなります。
交差する場合は、間柱の方を欠き込みます。
よって、誤りです。

4
正解は5です。


1、耐力壁線で囲まれる水平投影面積は40㎡以下としますが、床版の枠組材と床材とを緊結する部分を構造耐力上有効に補強した場合は60㎡までとします。
したがって正しい記述となります。

2、多雪区域の場合、必要壁量は垂直積雪量に応じて割り増した値とします。
したがって正しい記述となります。

3、平屋を除く瓦葺き屋根の建物の1階柱の小径は、間隔10m以上の柱又は学校などの柱の場合は支点間距離の1/22以上、住宅などそれ以外の柱の場合は支点間距離の1/28以上とします。
したがって正しい記述となります。

4、壁量計算は仕様規定上の簡易計算のため、壁倍率の上限は5となっています。そのため5を超える場合でも5として計算をします。
したがって正しい記述となります。

5、筋かいと間柱が交差する部分においては、筋かいではなく間柱を欠き込みます。筋かいを欠き込むと耐力が落ちてしまうため、欠き込みをしてはいけません。たすき掛けにするためやむを得ない場合は、必要な補強を行います。
したがって誤った記述となります。

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