二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科4(建築施工) 問14
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(建築施工) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
補強コンクリートブロック造工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 壁鉄筋のかぶり厚さの最小値は、フェイスシェルの厚さを含めずに、20mmとした。
- モルタルと接するブロック面については、付着物等を取り除き、十分に乾燥させた後に、ブロック積みを行った。
- ブロックの空洞部の充塡コンクリートの打継ぎ位置は、ブロック上端面から5cm程度下がった位置とした。
- 耐力壁における1日の積み上げ高さの限度は、1.6m程度とした。
- 押し目地仕上げは、目地モルタルの硬化前に目地ごてを用いて行った。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、壁鉄筋のかぶり厚さは、20mm以上とします。
その際にフェイスシェルというブロックの厚さの部分を含めずに算出します。
したがって正しい記述となります。
2、モルタルと接するブロック面は付着物等を取り除き水湿しをしなければいけません。
したがって誤りの記述となります。
3、ブロックの空洞部の充塡コンクリートの打継ぎ位置は、目地部分と一致しないようにするためにブロック上端面から5cm程度下がった位置とします。
同じ位置としてしまうと強度が劣ってしまいます。
したがって正しい記述となります。
4、耐力壁における1日の積み上げ高さの限度は、1.6mを基準とします。
したがって正しい記述となります。
固まるまでのことや危険性を鑑みて、一般的な人の高さより高すぎないようにという観点からと覚えましょう。
5、押し目地仕上げは、目地モルタルの硬化前に目地ごてを用いて行います。
硬化後では目地ごてで押し付けても目地は作れず意味がありません。
したがって正しい記述となります。
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02
モルタルと接するブロック面は原則として
水分を含め、水湿しを行います。
十分に乾燥させると接着できません。よって、誤りです。
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03
1、壁鉄筋のかぶり厚さの最小値は、フェイスシェルの厚さを含めずに、20mmとします。
フェイスシェルとは、コンクリートブロックの長手方向の両側面部分のことをいいます。
よって正しい記述となります。
2、モルタルと接するブロック面については、泥やごみなどの付着物等を取り除き、乾燥速度に応じた適度な水湿しを行います。
よって誤った記述となります。
3、ブロックの空洞部の充塡コンクリートの打継ぎ位置は、ブロック上端面から5cm程度下がった位置とします。
よって正しい記述となります。
4、コンクリートブロック積の1日の積み上げ高さの限度は、1.6m程度とします。目地のモルタルの硬化時間もありますので、1日の内にたくさん積み上げすぎてしまうと、目地がつぶれてしまう可能性があります。
よって正しい記述となります。
5、押し目地仕上げは、目地モルタルの硬化前に目地ごてを用いて行います。
よって正しい記述となります。
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