二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科4(建築施工) 問20

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問題

二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(建築施工) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびを残したまま、モルタルを充塡した。
  • 樹脂製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を15mmとした。
  • グリッパー工法によるカーペット敷きにおいて、上敷きの敷詰めは、隙間及び不陸をなくすように伸張用工具で幅300mmにつき200N程度の張力をかけて伸張し、グリッパーに固定した。
  • フローリングの接着剤張り工法において、板厚15mm、板幅150mm、板長さ1,818mmの複合フローリングを、接着剤を用いて張り込んだ。
  • 洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。


1、水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびは取り除いてからモルタル充填を行います。
したがって誤った記述となります。

2、複層ガラスの場合、ガラス溝の掛り代は13㎜以上とするため、15㎜で問題ありません。
したがって正しい記述となります。

3、グリッパー工法とはグリッパーと呼ばれる固定金具を壁際に設置し、それにカーペットを引掛けて固定する方法で、直貼りなどに比べて張替えが容易な施工方法です。
上敷きの敷詰めは、隙間及び不陸をなくすように伸張用工具で幅300mmにつき200N程度の張力をかけて伸張し、グリッパーに固定します。
したがって正しい記述となります。

4、複合フローリングを接着工法で施工する場合、板厚8㎜以上、板幅75㎜以上、板長さ900㎜以上のものを使用します。
したがって正しい記述となります。

5、普通合板の中でも接着剤の条件により、特類・1類・2類に分かれています。特類は一番耐水性があり主に外部で使用されます。次に1類が耐水性があり、多少湿度の高いところでも剥離せず、室内などに使用されます。
したがって正しい記述となります。

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02

正解は1です。


1、水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびは必ず除去します。
くさびはあくまで建具の位置及び形状を正確に決めるためのものです。
したがって誤りの記述となります。

2、厚さ18mmの複層ガラスをはめ込む場合、建具枠のガラス溝の掛り代は15mmとします。
フロート板ガラスの場合は厚さ8mmのガラスで掛り代が10mm、厚さ10mmのガラスで掛り代が12mmになります。
したがって正しい記述となります。

3、グリッパー工法によるカーペット敷きにおいて、上敷きの敷詰めは隙間及び不陸をなくすように、ニーキッカーで幅300mmにつき200N程度の張力をかけて伸張し、グリッパーに固定します。
したがって正しい記述となります。

4、フローリングの接着剤張り工法において用いるフローリングは、板厚8mm以上、板幅75mm以上、板長さ900mm以上とします。
したがって正しい記述となります。

5、洗面脱衣室など水濡れの恐れのある壁の下地材料には、耐水性を有する日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用します。
したがって正しい記述となります。

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03

正解は1

水掛かりの部分については、
仮留め用のくさびを撤去する必要があります。よって、誤りです。

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