二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科4(建築施工) 問23

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問題

二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(建築施工) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事又は測量と、それに用いる工法又は機械・器具との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • 杭地業工事――――プレボーリング拡大根固め工法
  • 鉄筋工事―――――ドラッグライン
  • 防水工事―――――トーチ工法
  • トラバース測量――トータルステーション
  • 水準測量―――――自動レベル

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1、プレボーリング拡大根固め工法は、特殊オーガーにより所定深度まで掘削後、拡大ビットなどにより杭径より大きな拡大根固め部を構築し、根固め液によって定着させる杭事業工事の工法の一つです。
したがって正しい記述となります。

2、ドラグラインは、土砂・砂利などを広い範囲掘削する場合に適した掘削機械です。
したがって、鉄筋工事には使用しないため、誤りの記述となります。

3、トーチ工法は、アスファルト防水材をトーチーバーナーにより溶着施工することで防水層を形成する、水密性に優れたアスファルト防水工法の一つです。
したがって正しい記述となります。

4、トータルステーションとは、トラバース測量時に用いられる測量機器で、距離と角度(鉛直角・水平角)を同時に計測することができます。
したがって正しい記述となります。

5、自動レベルとは、オートレベルとも呼ばれ、レベル本体が多少傾いていても視準線を水平に保つことができる自動補正装置を内蔵したレベルのことです。
測点の高低差を測り標高を求める、水準測量の際に用いられます。
したがって正しい記述となります。

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02

正解は2です。


1、プレボーリング拡大根固め工法は、地盤を掘削後根固め液を入れ、拡大ヘッドを用いて杭径以上の根固め球根を築造する工法で、杭地業工事に該当します。
したがって正しい記述となります。

2、ドラグラインは、下面の土砂を手前側に引きながら掘削する機械です。
そのため鉄筋工事には使用しません。
したがって誤りの記述となります。

3、トーチ工法は、改質アスファルトシート防水工事の一種になります。
厚手のアスファルトシートの裏面をガスバーナーで加熱し、溶かしながら下地に張り付けていく防水工事の工法になります。
したがって正しい記述となります。

4、トータルステーションとは、測量において鉛直・斜距離を同時に測定できる機器です。
この機器はトラバース測量に使用します。
したがって正しい記述となります。

5、自動レベルは自動で水平方向のレベルを出せるもので、水準測量に使用します。
したがって正しい記述となります。

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03

正解は2

ドラッグラインとは建設機械の一つであり、
機体からブームを伸ばしその先端につるしたパケットを
手前に引き寄せて土砂等を掘削するものです。よって、誤りです。

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