二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科1(建築計画) 問4

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問題

二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科1(建築計画) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

冬期の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 外壁の室内側に生じる表面結露は、防湿層を設けても防ぐことができない。
  • 外壁を内断熱とする場合、断熱材を厚くしても内部結露防止には効果がない。
  • 保温性の高い建築物であっても、暖房室と非暖房室がある場合、非暖房室では表面結露が生じやすい。
  • 開放型石油ストーブの使用は、表面結露の原因となる場合がある。
  • 室内の表面温度を上昇させると、表面結露が生じやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1-設問の通りです。
  表面結露の防止には、窓ガラスを複層ガラスにすることや雨戸を閉めること等が有効です。

2-設問の通りです。
  内断熱で内部結露を防止するには、断熱材と仕上げ材との間に防湿層を設けることが有効です。

3-設問の通りです。
  暖房室と隣接した非暖房室で結露を防止するには、換気が必要です。

4-設問の通りです。
  開放型燃焼タイプの暖房器具は、水蒸気の排出により結露が発生するため、十分な換気が必要です。

5-壁表面の温度が高くなると露点以下になりにくくなるため、結露が生じにくくなります。

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02

1. 2. 〇 正しいです。
断熱材は表面結露防止に、防湿層は内部結露防止に有効です。
  
3. 〇 正しいです。
暖房室と非暖房室では暖房室から高温高湿の空気流れ、非暖房室で表面結露が生じやすくなります。
  
4. 〇 正しいです。
開放型石油ストーブは室内を高湿にするため、表面結露が生じやすくなります。 

5. × 表面結露は生じにくくなります。
室内の表面温度が外気温度に近くなることにより表面結露が生じる為、室内の表面温度を上昇させることは表面結露防止につながります。

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03

1:〇 正しいです。

2:〇 正しいです。

3:〇 正しいです。

4:〇 正しいです。

5:× 誤りの記述です。
表面結露は、室内の表面温度が露点温度を下回った場合に発生します。したがって、室内の表面温度が高い場合、表面結露は発生しにくくなります。

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