二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科1(建築計画) 問5
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問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科1(建築計画) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 壁表面の熱伝達率は、壁面に当たる風速が大きいほど小さくなる。
- 伝熱現象には、伝導、対流及び放射の三つがある。
- 物体から出る放射の強さは、周囲の物質には関係なく、その物体の温度と表面の状態によって決まる。
- 木材の熱伝導率は、普通コンクリートの熱伝導率より小さい。
- 単一の材料からなる壁を伝わる熱量は、壁の両面の温度の差、時間及び伝熱面積に比例し、伝わる壁の厚さに反比例する。
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この過去問の解説 (3件)
01
熱伝達率は壁と空気など2種類の物質間での熱の伝えやすさを表し、風速が大きくなるほど熱伝達率は大きくなります。
2. 〇 正しいです。
熱の移動(伝熱現象)には、物質が熱を伝える伝導、流体が熱を伝える対流、電磁波が熱を伝える放射があります。
3. 〇 正しいです。
放射(熱放射)は物体から放出される電磁波(赤外線)であり、周囲の物質には影響されません。
4. 〇 正しいです。
熱伝導率は熱の伝わりやすさを表します。
金属>コンクリート>板ガラス>木材>グラスウール
の順で小さくなります。
5. 〇 正しいです。
単一の材料からなる壁を伝わる熱量は、壁の両面の温度差・時間・伝熱面積に比例し、伝わる壁の厚さに反比例します。
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02
壁表面の熱伝達率は、壁面に当たる風速が大きいほど「大きく」なります。
2:〇 正しいです。
3:〇 正しいです。
4:〇 正しいです。
5:〇 正しいです。
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03
1-熱伝達率は、風速に影響され、風速が大きいと熱が伝達されやすくなります。
2-設問の通りです。
3-設問の通りです。
4-設問の通りです。
熱伝導率は、一般に材料のかさ比重が大きいものほど大きくなります。
普通コンクリートは木材よりも比重が大きい(密度が高い)ため、熱伝導率が大きく(熱が伝わりやすく)なります。
5-設問の通りです。
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